Appleがオープンソースの画像生成AIモデル「MDM」をGitHubで公開/Windowsに深刻な脆弱性 ゼロクリック攻撃で:週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、8月11日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
IntelがデスクトップPC向け第13/14世代Coreのマイクロコードパッチを提供開始
米Intelは8月9日(現地時間)、デスクトップPC向けの第13/14世代Coreプロセッサで発生している電圧管理の不具合に対応するマイクロコードパッチ(0x129)をOEM/ODMパートナーに提供を開始した。ユーザーには、BIOSアップデートとして配布される。
第13/14世代Coreプロセッサでは、過剰な動作電圧がかかった場合に、アプリがクラッシュしたりハングアップしたりする不具合が発生している。0x129はこれを緩和するためのもので、1.55V以上の電圧要求を制限し、主にK/KF/KSプロセッサの動作条件を改善する。
Intelの社内テストでは、パフォーマンスへの影響はほとんどのケースで通常の実行のばらつき内に収まっているが、一部のテストでは中程度の影響も見られたという。なお、オーバークロックは制限されず、BIOSでeTVB設定を無効にすれば、1.55V以上の電圧をかけることも可能だ。
Intelは、第13/14世代Coreプロセッサで発生している不具合に対応するため、保証期間を2年間延長(購入から最長5年間)すると発表している。
SteamOSがβ版で「ROG Ally」をサポートへ
米Valveが、SteamOSをROG Allyなどサードパーティー製デバイスのサポートに向けて作業中であることを明らかにした。
Valveは8月8日にSteamOS 3.6.9βをリリースしたが、そのリリースノートの中に「追加のROG Allyキーのサポートを追加」の一文も追加していた。これに関して、米The VergeがValveのデザイナーであるローレンス・ヤン氏に確認したところ、ASUSTeK ComputerのポータブルゲーミングPC「ROG Ally」のサポートを意味していると明言したとのことだ。
ただし、台湾ASUSが公式にSteamOSのサポートを認めたわけではなく、Valve自身も携帯ゲームPC向けのSteamOSリリース時期を明言しているわけでもない。
サードパーティー製デバイスのサポートに向けて作業しているのは事実だが、すぐに利用できる状態ではないようだ。なお、Valveは以前からSteam DeckをSteamOSとWindowsのデュアルブート可能にするとしていたが、こちらについても準備中ではあるものの、リリース時期は未定だとしている。
関連記事
AI PC「ProArt PX13(HN7306)」はジャストA4サイズにRyzen AI 9とGeForce RTX 4070 Laptopを詰め込んだ意欲作だった
ASUS JAPANが発売したRyzen AI 300シリーズ搭載のクリエイター向けノートPC「ProArt PX13(HN7306)」は、パワフルなCPUとGPUを備えつつも、ジャストA4サイズを実現している。評価機を通してその実力をチェックしてみよう。上下2画面合わせて20.5型! アイティプロテックの折りたたみモバイルディスプレイ「LCD15HC-IPSDUAL」は本当に使える? 試して分かったこと
アイティプロテックから、15.6型の画面を2つ備えた折りたたみモバイルディスプレイが発売された。このユニークな1台を実際に試してみた。動画視聴にベストと思いきやTVの「ワイヤレス視聴」でハマった――Armベースの「Surface Pro(第11世代)」実用レビュー【第2回】
筆者の日常に溶け込みつつある、日本マイクロソフトの「Surface Pro(第11世代)」。しかし、Armアーキテクチャベースであるがゆえの困難に再びぶつかってしまった。それは「自宅のTVチューナーを介した番組のワイヤレス視聴」だ。「Snapdragon X Elite」って結局どうなのよ? ASUS JAPANの「Vivobook S 15」(S5507QA)を試して分かったこと
ASUS JAPANから、Qualcommの新SoC「Snapdragon X Elite」搭載ノートPC「Vivobook S 15」(S5507QA)が発売された。今回は本機の性能を中心に、新SoCの魅力を考えてみた。Meta QuestシリーズでHDMI入力が可能に PCや携帯ゲーム機を大画面で表示できる公式アプリ「HDMI Link」公開
MetaのReality Labsが、HDMIやDisplayPort、USB Type-Cポートを持つデバイスの映像出力をMeta Questシリーズ内に表示できる公式アプリをリリースした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.