AI PC「ProArt PX13(HN7306)」はジャストA4サイズにRyzen AI 9とGeForce RTX 4070 Laptopを詰め込んだ意欲作だった(1/5 ページ)
ASUS JAPANが発売したRyzen AI 300シリーズ搭載のクリエイター向けノートPC「ProArt PX13(HN7306)」は、パワフルなCPUとGPUを備えつつも、ジャストA4サイズを実現している。評価機を通してその実力をチェックしてみよう。
「ProArt PX13(HN7306)」は、ASUS JAPANのクリエイター向けブランド「ProArt」から登場したフリップタイプの13.3型2in1ノートPCだ。
ジャストA4サイズで、約1.38kgのコンパクトなフォームファクターに「Ryzen AI 9 HX 370」とGeForce RTX 40 Laptop GPUシリーズ、3K解像度の有機ELディスプレイを搭載し、独自の生成AIアプリもプリインストールしている。
本機は一部スペックの異なる2モデルで展開されるが、今回は「GeForce RTX 4070 Laptop GPU」を搭載する上位モデル(HN7306WI-AI9321R4070W)を評価機として入手したのでレビューしていく。
今回レビューするProArt PX13(HN7306WI-AI9321R4070W)は、Ryzen AI 9 HX 370とGeForce RTX 4070 Laptop GPUを備える2in1型ノートPCだ。画面がフリップして、タブレットとしても利用できる。ASUS Storeでの直販価格は42万9800円となっている
ジャストA4サイズのコンパクトボディーなのにハイスペック
ProArt PX13(HN7306WA)は、ハイスペックにも関わらず、ボディーは非常にコンパクトだ。具体的なサイズは約298.2(幅)×209.9(奥行き)×15.8〜17.7(厚さ)mm、重量は約1.38kgとなっている。持ち運ぶことができるサイズ感と重量に収まっている。
このボディーは非常に頑丈で、開発段階で米軍の調達基準を定めた「MIL-STD-810H」(MIL規格)に準拠したテストをクリアしている“裏付け”もある。
ただし、ハイスペックだけに、付属のACアダプター(200W出力)はそれなりに大きくて重い。重量は実測で565gで、一緒に持ち運ぶとなるとかさばるため、覚悟がいる。このACアダプターは独自の専用端子だが、これとは別にUSB PD(Power Delivery)対応のUSB Type-C端子も装備しているので、携帯時用に別途USB PD対応のコンパクトなACアダプターを用意して使う手もある(電力の都合でパフォーマンスは制限される)。
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