「ThinkVision M14t Gen 2」は高解像度化してタッチ操作対応を果たした14型モバイルディスプレイだ! 試して分かった進化ポイント:モバイルディスプレイの道(2/4 ページ)
精力的にモバイルディスプレイをリリースしているレノボ・ジャパンから、14型モデル「ThinkVision M14t Gen 2」が登場した。実機を試して分かったことをまとめた。
機能を考えると軽量なボディー
重量は公称で約700g、実測で675gとタッチ対応の14型でスタンド込みであることを考えるとかなり軽量だ。ちなみにタッチ非対応のM14dは実測591gなので、それよりは80gほど重いことになる。スピーカーやイヤフォンジャックなど、音声出力系の機能は非搭載だ。
付属品はUSB Type-Cケーブルに加えて、USB Type-Cポートを90度を変えて配線するためのL字型アダプター、専用スタイラスペン、専用スリーブケース、および本製品のスタンドを本体背面にたたんだ状態で固定するためのコの字のパーツが左右2個付属する。
接続方法はUSB Type-Cのみ パススルー充電にも対応
では実際に使ってみよう。USB Type-Cポートは左右に1つずつ配置されているが、機能的には違いはないので、PCとの接続はどちらを使ってもよい。本体ではなくスタンドに配置されていることから、ノートPCと並べた場合でも干渉しないのはプラス要因だ。
また付属のL字型アダプターを使用すれば、狭い場所でケーブルを無理に折り曲げることなく向きを変えられる。こうした配慮はありがたい。
一方でスタンドの構造上、縦置きでの利用には基本的に対応しない。製品ページには特に説明がないが、本製品の背面にはオプションのアームに取り付けるためのネジ穴が設けられており、もし縦置きで使いたい場合は、こちらを利用するとよいだろう。
なお本製品は、このUSB Type-Cポート×2を用いてのパワーパススルーに対応している。試しに最大67W出力のUSB PD充電器を本製品に接続したところ、ノートPCは45Wの充電器が接続されていると認識された。ノートPCのUSB Type-Cポートの搭載数が限られていても、1ポートあれば本製品に映像を出力しつつ給電も受けられるので便利だ。
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