連載

モバイルディスプレイもフォルダブルの時代に! 開くと17.3型になるASUSの有機ELモバイルディスプレイを試すモバイルディスプレイの道(3/4 ページ)

ASUS JAPANから11月に発売される「ZenScreen Fold OLED MQ17QH」は、開くと17.3型になるフォルダブルモバイルディスプレイだ。大画面を持ち運べる、注目のモデルを実際に試してみた。

縦と横どちらでも余裕のある画面はフォルダブルならでは

 では実際に使ってみよう。PCと接続するためのポート類は左側面に集中している。この左側面にはOSDメニュー操作用のボタンも配置されており、本体を縦向きで使う場合は、この左側面が上に来る形となる。

 USB Type-Cポートは2基あり、機能的には同一だ。なおUSB Type-C接続の場合は、本体の輝度は30%までに制限されるので、それ以上明るくしたい場合は、別途USBケーブルを用いての給電が必要になる。他社製品のように初期値が30%にリセットされるだけで構わず輝度を上げられるわけではなく、補助給電なしでは30%止まりとなるため要注意だ。

 本製品は縦横どちらでも利用できるが、画面のアスペクト比が4:3と、天地に余裕があり、横向きの利用であっても窮屈さは感じにくい。そもそもの画面が大きいことに加えて、縦方向に広いこのアスペクト比によって、余裕のある表示領域を実現している格好だ。

advertisement

 一方で縦向きに使おうとすると、かなり背が高くなってしまうので、ノートPCとの組み合わせではあまりバランスがよくない。逆にデスクトップPCとの組み合わせで使う場合は、縦向きの方が高さが合わせられるためバランスはよさそうだ。なお、Windows向けアプリ「DisplayWidget Center」を用いれば、画面の自動回転にも対応する。


USB Type-Cポートは2基あるが機能的に違いはない

レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」(左)と並べたところ。縦方向にもかなりの余裕がある

こちらは縦置きにした状態。モバイルPCと比べると、サイズが大きすぎてアンバランスに感じる

斜め方向から見たところ。輝度は30%の状態だが暗く見えることもない

背後から見たところ。ポートは側面にあるため隣に置いたノートには干渉しがちだ

キックスタンドの構造上、背中合わせでの配置はかなりの奥行きを取る

ベゼル幅は左右が10.5mm、上下が8mmだった。画面が大きいため相対的に細く見える

 OSDメニューは、画面を横向きにした状態で左側面上部に配置されるボタンを使って操作する。ボタンは画面ごとに割り当てられる機能が変わるタイプで、操作性はあまり直感的とはいえないが、メニューの階層構造自体は分かりやすく、カスタマイズ性も高い。

 このOSDメニューは左上に表示されるレイアウトで、画面の向きと連動して表示が縦向きになるといったことはない。従って画面を縦向きに使っている場合は、90度回転した状態で操作せざるを得ない。タッチではなく物理ボタンで操作するが故の制限ということになる。


OSDメニュー操作用のボタンは左上に配置される

OSDメニュー。設定項目はかなり細かい

USB Type-C接続時だと明るさは30%に制限される。これ以上、上げるためには補助給電が必要になる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.