モバイルディスプレイもフォルダブルの時代に! 開くと17.3型になるASUSの有機ELモバイルディスプレイを試す:モバイルディスプレイの道(4/4 ページ)
ASUS JAPANから11月に発売される「ZenScreen Fold OLED MQ17QH」は、開くと17.3型になるフォルダブルモバイルディスプレイだ。大画面を持ち運べる、注目のモデルを実際に試してみた。
フォルダブルであることにどれだけの価値を見出だせるか
以上ざっと使ってみたが、本製品はフォルダブル構造により17.3型というビッグサイズを実現しており、迫力は圧倒的だ。アスペクト比が4:3で縦方向の情報量が多いことも一役買っている。ノートPCの画面が2つ並ぶというよりも、ノートPCとデスクトップ用のディスプレイを並べて表示している感覚に近い。
実際に使っていて唯一気になったのは、最近のモバイルディスプレイではよく見られるパススルー充電に対応しないことが挙げられる。本製品に限らず、同社製品はUSB Type-Cポートを2基備えていてもパススルー充電は非対応であることが多いが、本製品に関しては安い買い物ではないため、機能的には全部入りであってほしいところではある。後継モデルがあればサポートを期待したいところだ。
このパススルー充電を除けば機能面では不足も感じず、またフォルダブル構造であることで何らかのマイナスがあるわけでもないが、ネックとなるのはやはり34万1820円という実売価格だろう。
この価格設定は、フォルダブルタイプのスマホだと20万円台なのが当たり前であることを考えると特に違和感はないのだが、一般的な17型前後のモバイルディスプレイと比べた場合の価格差は相当なものだ。ちなみに、以前紹介した同社の16型「ZenScreen MB16QHG」は実売6万円前後だったので、画面サイズは一回り小さいにしても、数倍の開きがあることになる。
それゆえ本製品は、折りたたみができて持ち歩きやすいことに、どれだけの価値を見出せるかがポイントということになる。保証期間は3年と長いので、初期コストこそかかるものの、それだけの長い期間をかけて償却していく製品と考えた方がよいだろう。
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