Raspberry PiブランドのM.2 SSDが登場/ASUSとGIGABYTEがThunderbolt 5対応拡張カードを発表:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月20日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Windows 11/10の10月度プレビューパッチ公開
米Microsoftは、Windows 11/10向けに2024年10月度の非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。Windows 11 バージョン 24H2向けは「KB5044384」、23H2および22H2向けが「KB5044380」、Windows 10 22H2向けが「KB5045594」となる。
Windows 11 24H2向けには、以下のような機能が追加されている。
- 特定のアプリからの通知をオフにする提案を停止できるように
- Wi-FiパスワードダイアログにWindows 11のビジュアルデザインを採用
- オンスクリーンキーボード用の新しいゲームパッドのキーボードレイアウトをロールアウト
- スタートメニューの「すべてのアプリ」を「すべて」に名称変更
- キーボードのCopilotキーをカスタマイズ可能に
- 画面が応答しなくなるため、Webからアカウントにサインインできない問題を修正
非セキュリティプレビュー更新プログラムは、月例のセキュリティ更新プログラムに先駆けて変更内容をプレビューする目的のものだ。適用は必須ではなく、オプションを有効にしていなければ自動でアップデートされない。アップデートしなかった場合、基本的には翌月のセキュリティ更新プログラムと同時に適用される。
AIでPCのGUI操作を実現する「Claude 3.5 Sonnet」発表
米Anthropicは10月23日(現地時間)、アップグレードされたClaude 3.5 Sonnetと、新しいモデルであるClaude 3.5 Haikuを発表した。また、画期的な新機能だという「コンピューターの使用(computer use)」もパブリックβとしてAPI経由で提供開始されている。
アップグレードされたClaude 3.5 Sonnetは、前モデルから全面的に改善されており、特にコーディングではSWE-bench Verifiedでのパフォーマンスが33.4%から49.0%に向上した。OpenAI o1-previewなどの推論モデルやエージェントコーディング用に設計された専用システムなど、公開されている全てのモデルよりも高いスコアを獲得しているという。
新しいClaude 3.5 Sonnetは、前モデルと同じ価格で全てのユーザーが利用できる。
Claude 3.5 Haikuは、前世代の最大モデルである Claude 3 Opusのパフォーマンスに匹敵しつつ、Claude 3 Haikuと同じコストと速度を実現した次世代モデルだ。
こちらもコーディングに強く、Claude 3.5 SonnetやGPT-4oなど、公開されている最先端のモデルを使用する多くのエージェントよりも優れているという。Claude 3.5 Haikuは、今月末にテキストのみのモデルとして提供され、その後、画像入力にも対応する予定だ。
新しい試みだというコンピューターの使用(computer use)は、専用のツールを作成するのではなく、AIに操作方法を教えることで、人間向けに設計されたさまざまな標準ツールやプログラムを使用できるようになるというもの。AIモデルにはClaude 3.5 Sonnetが利用される。
ただし、現状ではまだ不完全で、スクロール、ドラッグ、ズームなど、人間が簡単に実行できる操作のいくつかは、現在Claudeにとっては課題となっているとのことだ。この能力は今後数カ月で急速に向上すると期待しているとしている。
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