「OpenMeet UC」はメガネとの相性良好! 着け心地抜群で軽量の骨伝導/オープンイヤーヘッドセットを試して分かったこと:イヤフォン/ヘッドフォン ナビ(3/3 ページ)
耳をふさがない骨伝導イヤフォンを多数用意するShokzから、音声通話に特化した「OpenMeet」が登場した。オープンイヤーならではのメリットが感じられる製品だ。
音質も良好で疲れにくいヘッドセットとしてお勧め
実際の使用感についても触れていこう。まず音質面についてだ。
オフィスユースの通話用ヘッドセットということで、音質は二の次だろうと予想していたが、意外なことにそれほど悪くはない。もちろん、音楽専用のイヤフォンやヘッドフォンと比べると低音が物足りなかったり、高音の伸びがいまひとつに感じたりはするものの、無理に強調したりこもったりといったクセがなく、不快感の少ないチューニングになっている。
そのため、通話とちょっとした音楽再生を兼用する分には十分なクオリティーだと感じた。
音漏れに関しても、骨伝導コアに搭載されたLeakSlayer 3.0テクノロジーの効果で、振動コンポーネント内で音が打ち消し合う設計になっているとのことだ。そのおかげか、オープンイヤー構造のわりには音漏れがほとんど気にならないレベルに抑えられている。
通話品質については、周囲の騒音をうまく抑えて相手に届けてくれる印象だ。実際に自分の声を録音して確認してみたところ、周囲の話し声や環境音はほとんど拾わず、クリアな音声で録音されていた。
Qualcomm cVcノイズリダクションとデュアルマイクシステムによって、背景ノイズを最大98.6%軽減すると公式ページでうたっているが、確かに騒がしい環境でも相手には聞き取りやすい声が届きそうだ。
通話特化のヘッドセットというのはニッチなカテゴリーではあるが、一日中装着していても疲れにくく、オープンイヤー構造で周囲の状況を把握しやすい点やクリアな通話音質など、OpenMeetには独自の魅力がある。オンライン会議の頻度が高く、「ちょっと良いマイク付きデバイスが欲しい」と考えている人にとっては、有力な選択肢になりそうだ。
気になる人は、一度試してみる価値があるだろう。
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