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「Ring」の屋外向けネットワークカメラ用オプションに新モデル! ソーラーパネルにも対応した純正マウントを試して分かったこと山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

Ringの屋外用ネットワークカメラで必須ともいえるオプション製品に新モデルが登場した。従来モデルとの違いを中心に、試して分かったことをまとめた。

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 Ringの屋外カメラをポールに取り付けるためのマウントキットに新製品が登場した。従来モデルと同様、カメラに加えてソーラーパネルも同時に取り付けられるなど、Ringの屋外用カメラを設置するのに重宝する製品だ。

 実売価格は従来と変わらず、ホワイトとブラックを選べるのも同様だが、どのような点が変わったのだろうか。実機を購入したので、従来モデルとの違いを中心としたレビューをお届けする。


ソーラーパネルとカメラを取り付け、ポールに固定したところ。正確な製品名は不明だが、パッケージには「ポールマウント/ウォールマウント」と記されている

供給が安定せず仕様面でも癖があった従来モデル

 従来のポールマウントは、カメラとソーラーパネルを同時に取り付けられるという特徴こそ今回の新製品と同じだが、クランプの差し込み方向が左側に限定されており、取り付け先のポールの左側に障害物があると取り付けられないという欠点があった。購入してから取り付けが不可能なことが分かり、手放さざるを得なかった人もいたと考えられる。

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 また、これまではカメラ側のパーツを外した上で、それぞれのカメラ専用のパーツへと交換しなくてはいけないなど、手間がかかる上に必ず部品が余ってしまうという無駄もあった。マウントに装着してしばらく使った後、単体設置に戻そうとすると、オリジナルの部品がどれなのか分からず困ってしまうという課題もあった。

 さらにこれらの仕様面とは別に、生産の問題なのか、何カ月にも渡って長期欠品するなど、入手性の低さも1つの課題だった。筆者も複数台所有しているが、そのうち1つは3カ月近く待ってようやく入手した記憶がある。


従来モデルの部品構成。カメラごとのパーツが多く、どのパーツをどのシーンで使うかが分かりづらい

ポールに取り付けた状態。右側面はガラ空きの状態になる

こちらは左側面。クランプ部が手前に大きく突き出している

クランプ部は左右の付け替えができないため、ポールの左側が塞がっていると使えなかった

従来はカメラの取り付けに専用パーツを用いていたので、モデル別の部品が数多く余っていた

カメラおよびソーラーパネルを従来モデルに取り付けた状態

裏面。余ったケーブルは根元に巻き付ける仕組みだ
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