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「光より木!」というシック派がじわじわ増加中の自作PCかいわい古田雄介の「アキバPickUp!」(1/4 ページ)

イルミネーションでPCを飾る選択肢が広がる一方で、「落ち着いた仕上がりにしたい」というユーザーも増えている。後者のニーズに響く木枠ケースがLian-Liから登場した。

 先週(5月4日週)、PCケースの新製品で目立っていたのはLian-Li Industrialの「LANCOOL 217」だ。フロントに2基の170mmファン、底面に2基の120mmファン、背面に1基の140mmファンを標準装備したエアフロー重視の設計で、フロントと天面のサイドにウッド素材を使っている。ブラックとホワイトがあり、価格は2万円弱と2万1000円弱となる。

天面までウッド素材を使った「LANCOOL 217」が登場


TSUKUMO eX.に置かれた「LANCOOL 217」(ブラック)

「LANCOOL 217」(ホワイト)の組み込みイメージ画像

完成イメージの左側面カット(ブラック)

 入荷したTSUKUMO eX.は「なかなかリーズナブルですし、はやりのウッド素材を天面まで使っているのが面白いですね。欲しい人は結構いるんじゃないかと思います」と評価していた。

 2022年12月にFractal Designから登場した「North」シリーズ以来、ウォールナットやオーク材をデザインのアクセントにしたケースは複数メーカーから登場しており、ウッド系とくくれるほど人気を得ているという。

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同店に並ぶ「North XL」

 パソコンSHOPアークは「工夫を凝らして個性的に光らせる方向も人気がありますが、落ち着いた仕上がりにしたいという人にウッド系は支持されています。家具っぽさを出せるのがやっぱり魅力だと思います」と話していた。

 個性的に光らせる方向では、速報でリポートした「PANORAMA 360」のように表現力の高いCPUブロックのディスプレイが注目を集めている。対照的に落ち着いた雰囲気を演出する系統も着実に育っているようだ。

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