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アドビの生成AI「Adobe Firefly」にモバイルアプリ登場 「Adobe Creative Cloud」構成アプリのアップデートも
アドビが生成AI「Adobe Firefly」とサブスクリプションサービス 「Adobe Creative Cloud」のアップデートを発表した。Fireflyでは、投入が予告されていたモバイルアプリがいよいよ公開される。
アドビは6月17日、自社の生成AI「Adobe Firefly」と、サブスクリプションサービス「Adobe Creative Cloud(Adobe CC)」を構成するアプリ/サービスに関するアップデートを発表した。インストールして使うアプリについては、同日から配信される更新を適用すると利用可能だ。
Adobe Fireflyのアップデート
Adobe Fireflyでは、以下のアップデートが行われる。
- 利用可能なパートナー(サードパーティー)AIモデルを追加
- 「Ideogram」「Luma」「Pika」「Runway」を利用可能に
- Googleの生成AIモデルは最新バージョンに対応
- 「Imagen 4」でのテキストからの画像生成が可能に
- 「Veo 3」でのテキスト/画像からの動画生成が可能に
- いずれも「Fireflyボード」において先行対応
- Fireflyボード(パブリックβ)の機能アップデート
- 動画生成に対応
- 自社の「Firefly Video Model」の他、Veo 3、「Runway Gen-4 Video」「Pika Video Generator」を利用可能
- ボード上の画像編集で「Flux.1 Kontext」とOpenAIの画像生成を利用可能
- 動画生成に対応
- モバイルアプリの提供を開始
- iOS版(App Store)とAndroid版(Google Play)を用意
- 「生成塗りつぶし」「生成拡張」「テキストから画像/動画生成」「画像から動画生成」を利用可能
- 自社のAIモデルの他、GoogleとOpenAIのAIモデルも利用可能
- Creative Cloudアカウントによる生成コンテンツの同期も可能
Adobe Creative Cloudのアップデート
Adobe CCでは、以下のアプリ/サービスにおいてアップデートが行われる。
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Lightroom
写真の管理/現像ツール「Adobe Lightroom」の主なアップデート内容は以下の通りだ。
- 「クイックアクション」に空/水面/地面など風景写真を補正する「風景を補正」を追加
- モバイル版(iOS/Android)とWeb版に実装
- 「不要な箇所を削除」の機能を改善
- 写真に写り込んだ不用な人物を数回のクリック(タップ)で自動検出し削除可能に
- 「Lightroom Classic」を含む全エディションに実装
- 写真のシェアを簡単に
- 二次元コードを使って他のユーザーと写真/アルバムを共有可能に
- モバイル版(iOS/Android)とWeb版に実装
なお、Lightroom ClassicとLightroomのデスクトップ版(Windows/macOS)では、近日中に「被写体検出」「目の焦点検出」「目閉じ検出」などをフィルターとして実装する他、AIを活用した不要画像の整理機能も開発が進んでいるという。
Photoshop
画像のレタッチツール「Adobe Photoshop」では、デスクトップ版(Windows/macOS向け)において以下のアップデートが行われる。
- 「ダイナミックテキスト」の実装
- 画像内にテキストを配置するための機能
- 境界ボックスに合うようにフォントのリサイズや再配置などを自動で実施
- 「被写体を選択」「背景を削除」の機能強化
- クラウド処理の併用により、より高品質な処理が可能に
- 「背景レイヤー」なしでJPEGファイルを開く機能の追加
Illustrator
ベクターベースのグラフィックスデザインツール「Illustrator」のデスクトップ版(Windows/macOS)では、以下のアップデートが行われる。
- 「生成拡張」の実装
- キャンバスを拡大した画像における空白を生成AIが埋める機能
- Illustratorでは「Firefly Vector Model」を利用
- アプリのパフォーマンス改善
- アートボード上のベクターグラフィックの描画やライブ変換を改善
- よく使われる10の効果について、最大5倍の高速化
- 「鉛筆ツール」の機能改善
- ライブプレビュー(描画結果のストローク表示)を実装
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