ニュース
アドビが「Photoshop」「Illustrator」のデスクトップ版をアップデート テキストから画像を生成する機能を追加
アドビが「Photoshop」「Illustrator」のデスクトップ版に大規模な更新を実施した。同社の生成AI「Adobe Firefly」のアップデートに伴う機能強化で、テキスト(プロンプト)を使って画像を生成する機能を利用できるようになった。
アドビは7月23日、画像編集ツール「Photoshop」と、ベクターグラフィックスアプリ「Illustrator」のデスクトップ版(Windows/macOS向け)のアップデートを実施した。アップデート後のバージョンはPhotoshopが「25.11」、Illustratorが「28.6」で、いずれも生成AI「Adobe Firefly」にまつわる機能強化が実施される。
Photoshopのアップデート内容
Photoshopでは、テキストによる画像生成AI機能「画像を生成」を新規実装する。最新の「Adobe Firefly Image 3モデル」を用いており、テキストプロンプトを入力することで画像の生成を行える。
また編集機能の強化として「選択ブラシ」機能を拡充。ブラシでなぞるだけで選択範囲を指定することが可能となり、より少ないステップでエリアを指定できるようになった。
Illustratorのアップデート内容
Illustratorでは、テキストからベクターグラフィックスを生成できる機能「生成ベクター」がβ実装される。「Adobe Firefly Vector 2モデル」を採用し、オリジナルのシェイプに詳細な生成ベクターを作成できる「生成塗りつぶし(シェイプ)」機能もβ版として利用可能だ。
最新機能の詳細は、アドビのWebサイトで確認できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Adobe、「基本利用条件」アップデートについての詳細を説明
米Adobeは、Adobe Creative Cloud/同 Document Cloud利用者向けの「基本利用条件」アップデートについての詳細をアナウンスした。
生成AIで企業ブランディングの「保護」と「活用」を両立 企業向けAdobe Expressに新機能
Adobe Expressの企業向けサービスに新機能が追加される。最新の生成AIモデル「Adobe Firefly Image Model 3」を適用した機能や、企業のブランディングをより向上するための機能が実装される。
ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開
アドビが、デスクトップ(Windows/macOS)版のPhotoshopアプリの新しいβ版をリリースした。同社の生成AIモデル「Adobe Firefly」の新バージョンを活用して「生成塗りつぶし」機能を強化した他、プロンプトを元に“ゼロ”から画像を生成できる「画像を生成」機能が新たに搭載された。
モバイル版「Adobe Express」に生成AIを搭載 一般提供スタート
アドビが、モバイル版「Adobe Express」に対する生成AI機能の一般提供を開始した。PC向けのWeb版と同様に「テキストから画像生成」「生成塗りつぶし」「テキスト効果」などの機能を利用できる。
アドビ、PDFを要約&対話で質問できる「Acrobat AI Assistant」を一般公開
PDFおよびその他のドキュメント(Word、PowerPoint、会議の議事録、Webサイトなど)の要約などが行える。




