レビュー

ギターアンプのような見た目が美しい、卓上ワイヤレススピーカー「Edifier S300」を試す(3/4 ページ)

ギターアンプのようなデザインを採用したワイヤレススピーカー「Edifier S300」は、インテリアデザインとしてもかなり魅力的な製品だ。実際に音源や再生機器を接続して使い勝手を確かめてみた。

Edifier Connect Homeを使ってS300の動作を試す

 S300はiOS、Androidに対応したユーティリティーアプリが用意されている。S300は同社のモニタースピーカー製品で利用した「Edifier ConneX」ではなく、ワイヤレスホームオーディオスピーカー用のユーティリティー「Edifier Home」を使って操作する。

 初回セットアップ時は、マルチボタンを押し込んでAirPlayモード(白いLEDインジケーターが点灯している状態)に切り替えて登録を行う。

 何を隠そう、S300はWi-Fi接続に対応したワイヤレスホームオーディオスピーカーで、自宅内のどこからでもiPhoneのAirPlayを使って好きな音楽を流せるようになっている。

advertisement

 Edifier ConnecXのUIは非常にシンプルながら少し武骨なデザインだったが、Edifier Homeはいかにもホームオーディオ向けといった様相だ。

 Edifier Homeアプリを使えば、接続モードをワンタップで切り替えられるので、常にスマホを持ち歩いているのであれば、アプリからの操作を行うのが一番使い勝手が良さそうだ。

 Edifier Homeアプリを見てみると、モード切替やイコライザ切替の他に「Left channel」「Stereo channels」「Right channel」の切り替えボタンが用意されているが、これはS300をもう一台用意することで、ステレオペア構成ができるようになっており、それぞれどちらのユニットが左側ユニットなのか、右側ユニットなのかを指定できるものだ。

 今回はS300を1台しか用意できなかったが、S300を2台とも同じWi-Fiに接続し、Edifier Homeアプリ上で設定するだけでステレオペア構成が組めるため、10万円以内でおしゃれなホームオーディオシステムの構成が可能だ。

ハイレゾ音源を高音質で再生しているか、一目で分かるように

 今まで試してきたEdifier製のスピーカーは、スピーカーに接続している機器がハイレゾ音源再生に対応しているかどうか、判別しづらく筆者もAndroidの開発者オプションなどを使って都度確認していた。


ハイレゾ音源再生に対応できている場合、Hi-Res AUDIOの認定ロゴが表示され、視覚的に分かりやすい

 Edifier Homeではその点が改善されており、ハイレゾ音源再生に対応している機器と接続すると、上図の通り「Hi-Res AUDIO」または「Hi-Res AUDIO WIRELESS」の認定ロゴが表示されるため視覚的に分かりやすくなった。

 実際にハイレゾ音源を再生してみたが、筆者の耳では全音域ともに調和の取れた心地よく、それでいて普段は聞き逃しそうな音もしっかりと表現できていると感じた。

 なお、ハイレゾ音源再生に対応していない機器を接続すると、上図の通り「Hi-Res AUDIO」または「Hi-Res AUDIO WIRELESS」の認定ロゴがグレーアウト状態になる。


ハイレゾ音源再生に対応していない状態だと、Hi-Res AUDIOの認定ロゴがグレーアウトする

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.