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「HHKB」や「ScanSnap」だけではない! 65周年を迎えるPFUの歩み 社名の由来って知ってる?:短期集中連載 その1(3/3 ページ)
石川県に本社を構えるPFUが、11月1日に創業65周年を迎える。その歩みと現在の強み、そしてこだわりのポイントを短期集中連載でまとめた。
富士通を経てリコーの子会社に
一方、2002年には、ユーザック電子工業時代からの生産拠点の要であった石川県かほく市の笠島工場を、富士通グループの構造改革の一環として「富士通ITプロダクツ」として分社した。出資比率は富士通が55%、PFUが45%だ。
同生産拠点では、その後に富士通製のメインフレームやUNIXサーバーなどの他、世界1位の処理能力を誇ったスーパーコンピュータ「京」や「富岳」の生産も行われた。
PFUは2010年4月に富士通の100%子会社となり、2022年9月にはリコーが80%の株式を取得し、リコーグループの1社となり、2025年3月にはリコーの100%子会社となった。
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現在、PFUではパーソナルイメージスキャナーのScanSnapシリーズや、業務用イメージスキャナーであるfiシリーズを中心としたドキュメントイメージング事業、ITインフラの構築および運用、個別システムの開発、IT機器の販売やサービスなどを行うインフラ・サービス&インテグレーション事業で構成されている。
2024年度の売上高は1220億円でグループ社員数は3960人。石川県かほく市の本社に加えて、横浜市みなとみらいに横浜本社を設置している。また、石川県かほく市では、板金加工からプリント板ユニット製造、BTO組立までを行うProDeSセンターを持つ。
さらに、シンガポール/中国/香港/米国/カナダ/英国にも拠点を持つ。
次回は、同社のスキャナー製品を中心に見ていく予定だ。
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