インテルが国内でPanther Lakeの概要を改めて発表 Intel 18Aプロセスの量産開始をアピール(1/2 ページ)
インテルが、国内の報道陣向けに次世代プロセッサ「Panther Lake」(開発コード名)の概要や、AI PCに関する発表会を開催した。
10月30日に東京都内で開催されたインテルの発表会では、クライアントPC向けの新型CPUとなる「Panther Lake」(開発コード名)や、データセンター向けの「Clearwater Forest」(開発コード名)といった最先端のIntel 18Aプロセスを採用したCPU/GPUの量産、開発表明などを行った。
これらの情報は、いずれも10月9日(現地時間)に発表された内容を踏まえたもので、インテル代表取締役社長の大野誠さんがIntel本社や日本法人であるインテルの現況について語った。
最先端プロセスのIntel 18Aは過去最高水準の歩留まりを実現
大野社長は、新しくなったIntel経営体制に触れ、「3月に就任したリップブー・タンCEOの元でデータセンター事業やPC事業(クライアント・コンピューティング事業)のトップ人事を刷新、製品事業と技術力の強化、社内外からの適材適所の登用で改革を推進している。また、直近で発表した第3四半期決算で売上は見通しを上回る形で達成できた他、米国政府、ソフトバンクやNVIDIAなどから投資を受け、バランスシートを改善/強化できた」と成果をまとめた。
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日本法人のインテル本社も従来の国際ビルの再開発に伴う休館により、新しく永楽ビルディングに移転した。「9月から本格稼働しており、週4日出社という体制でスタートしている。千代田区丸の内三丁目から一丁目に移っただけだが、完全なハイブリッド勤務形態となり、オフィスのにぎわいが戻った形だ」と大野社長は触れた。
そして、大野社長は「10月にはオレゴンとアリゾナのキャンパスで最先端のIntel 18Aプロセスが量産開始となり、次世代AI PC向けのPanther Lakeと次世代データセンター向けのClearwater Forestで最新プロセスが採用されている」とし、「特にCPUタイルが自社製造となり、供給安定性やコスト競争力を強化した」とアピールした。
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