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Intelがリップブー・タン氏を新CEOに指名 取締役も兼務予定
パット・ゲルシンガー氏の退任後「空席」になっていたIntelのCEOの席に、リップブー・タン氏が座ることになった。半導体業界での経験も長い人物だ。
Intelは3月12日(米国太平洋時間:以下同)、取締役会において新しいCEO(最高経営責任者)としてリップブー・タン氏を指名したことを発表した。同氏は3月18日からCEOの職務に就く予定で、8月からは取締役を兼務する見通しだ。
タン氏は2004年から2023年までCadence Design Systemsの取締役を務め、2009年から2021年までは同社のCEOも兼務していた。また、Credo Technology GroupとSchneider Electricの社外取締役も務めている。ベンチャーキャピタルのWalden Catalyst Ventures創設者としても知られる。
同氏のCEO就任に伴い、暫定で共同CEOを務めていたデビット・ジンシナーCFO(最高財務責任者)とミシェル・ジョンストン・ホルトハウス氏(製品部門担当CEO)はIntel全体のCEO職から退き、元々の職務を引き続き担当する。
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