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カラーE Ink搭載で高リフレッシュレートを実現した最新モデル「DASUNG13K」を試すモバイルディスプレイの道(2/4 ページ)

DASUNG(ダスン)から、13.3型カラーE INKディスプレイ「DASUNG13K」が発売された。実機をチェックして分かったことをまとめた。

利用にはACアダプターが必須 なるべくユーティリティーを使いたい

 では実際に使ってみよう。接続方法はHDMIもしくはUSB Type-Cの2択で、利用にあたってはACアダプターからの給電が必須となる。一般的なモバイルディスプレイのように、USB Type-Cケーブル1本では利用できないので注意したい。


接続方法はHDMIもしくはUSB Type-Cの2択となる。電源供給は必須で、付属のACアダプターで行う

レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」との比較。アスペクト比が4:3ゆえ、背が高いのが特徴だ

斜め方向から見たところ。カラーE Inkのため視野角は広く、変色は見られない

ノートPCと背中合わせにしてプレゼン用途での利用にも対応するが、奥行きを取るので注意しよう

接続方法は画面右上に表示される

 本製品は画面が液晶ではなくE Inkということで、利用にあたってはコンテンツに応じた表示設定の切り替えと調整が必要になる。これらは画面左にあるボタンを用いて行えるが、可能ならば専用ソフトウェアを用いて切り替えを自動化するのが望ましい。

 設定すべき項目はいくつかあるが、最も重要なのが表示モードで、「ウェブ」「テキスト」「イメージ」「アクティブ」の4つから、コンテンツに合わせて選択する。テキスト(コントラスト優先)とイメージ(階調優先)の間にウェブがあり、これとは別に動画向けのアクティブがあると考えればよい。ちなみにこれらモード名は従来モデルから変更になっており、やや戸惑う。

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画面左側にある6つのボタンは、上から順に、電源、フロントライト切り替え、コントラスト調節(+)、コントラスト調節(-)、モード切り替え(M)、手動リフレッシュ(C)となる

これは「テキストモード」。階調を減らすことでテキストをシャープに表示できるが、写真類の表示には向かない

「イメージモード」。階調を優先して写真などの画像を美しく表示できるモードだが、テキストの可読性は落ちる

「ウェブモード」。テキストモードとイメージモードの中間に近い性質を持つ。スクロールで残像が出にくい

「アクティブモード」。動画向けで残像が出にくいのが利点だが、解像度はやや落ちる

 フロントライトについても、暖色/寒色/オフと切り替えられる。ただしカラーE Inkにおいては、暖色は色合いを極端に変えてしまうため、基本的には寒色で利用するのがよいだろう。オフにする手もあるが、カラーE Inkはモノクロに比べるとグレー味が強いため、あまりおすすめしない。

 この他、9段階で調整可能なコントラストについても、黒く潰れてしまっている部分のディティールを見やすくしたい場合など、利用頻度は高い。


フロントライトがオフの状態。かなりグレーがきつい

フロントライトをオンにしたところ。色が付いていることも分かるようになった。白い画面は完全な白として表示される

暖色を若干加えた状態。色合いが自然になったが、白を白として表示したい場合は前の画面の方が適する

暖色のみにした状態。カラーE Inkでは色のバランスが著しく崩れしまうため、あまり実用的ではない

コントラストは9段階で調節できる。これはそのうち5段階を「濃→淡」の順に並べたもの

 さらに画面横のボタンの最下段には「C」という、画面のリフレッシュを行うためのボタンが用意されている。残像が気になった時にこのボタンを押すことで、画面全体がリフレッシュされる仕組みだ。


前の画面の残像が表示されている状態。ここで「C」ボタンを押すと……

リフレッシュが行われて残像が消える。ユーティリティーを用いて最短30秒間隔での実行も可能だ

 このリフレッシュについては、Windows用ユーティリティーを使うことにより、最短30秒での定期実行や、ウィンドウを切り替えたタイミングでの自動実行、さらにはキーボードショートカットでの実行が可能になるため、それらが利用できる環境であれば、ボタンの出番はあまりない。


専用ユーティリティー「PaperLike Client」。リフレッシュの自動実行などが設定できる。ちなみにユーティリティー自体は従来モデルと同じだ

リフレッシュの実行の他、表示モードやコントラストの調整がキーボードショートカットで行える。それぞれを組み合わせたシーンを作成して一発で切り替えることも可能だ

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