レビュー

Dreameのハイエンドロボット掃除機「Aqua10 Ultra Roller」を試す 夢のような掃除体験ができる“物静かな巨人”(2/3 ページ)

忙しい日々を過ごしていると、生きるのに無関係な家事は後回しになってしまう。人によっては、掃除をその筆頭に挙げるかもしれない。後回しになりがちな床掃除を手間なく自動的に行ってくれる、Dreameのロボット掃除機「Aqua10 Ultra Roller」を試してみよう。

重量感はあるが、設置自体は簡単

 Aqua10 Ultra Rollerはロボット掃除機本体が約5.8kg、ベースステーションが約11.1kgと、ロボット掃除機としては“重量級”だ。設置場所までは2人で運ぶことをお勧めする

 パッケージには本体とベースステーションの他、ベースステーション用ランプ延長プレート、予備のダストバッグ、モップ洗浄液、ペット用消臭液、クリーニングツール、各種書類(取扱説明書など)が入っている。

 なお、清水タンクと汚水タンク、ダストバック、ウォッシュボードフィルターなど、ある程度の部品は本体やベースステーションに取り付け済みだ。後から取り付けないといけないものは、ほぼない。

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パッケージの中身。やはり本体とベースステーションの存在感が大きい

ロボット掃除機のAqua10 Ultra Roller本体

本体のダストボックスは小さめだ

Aqua10 Ultra Rollerの底面。回転ブラシも水拭きモップも取り付けた状態で梱包(こんぽう)されている

水拭きモップはロールタイプとなっている

ベースステーションの上ぶたを開けると、清水タンク(右)と汚水タンク(左)にアクセスできる

その下のふたを開けると、洗浄液タンクとダストバッグが現れる

本体の正面や側面には、各種センサーやカメラ類を搭載している

LDSセンサーは格納式で、必要な時にせり上がってくるようになっている。家具の下などに潜って掃除する際は、あえて格納することで高さを抑える

これが、先に説明した“生えてくる脚”だ

 必要なものはおおむね装着済みなので、ベースステーションの場所を決めて置き、コンセントにプラグを差し込み、掃除機本体をベースステーションに格納して充電を開始するだけで設置は完了する。


電源プラグを差し込み、余ったコードを裏側に巻き付けておく

ベースステーション用ランプ延長プレートをベースステーションに差し込む

初期設定はアプリで簡単

 Aqua10 Ultra Rollerは、電源/清掃ボタンを押すだけでも掃除を開始できるが、スマートフォンアプリ「Dreamehome」を併用することで、スケジューリングやスマートスピーカーとの連携などを行えるようになる。

 スマートホーム規格のMatterプロトコルに対応しているので、お気に入りの音声アシスタントと連携して、声だけで掃除することもできるのだ。

 というわけで、まずはスマホにDreamehomeアプリをインストールしておこう。アカウントを作成しておくと、他の端末からでも操作できるのでお勧めだ。

 アプリのインストール後、Aqua10 Ultra Rollerのカバーを開けたところにある二次元コードをカメラで読み取れば、セットアップは完了だ。


二次元コードを読み込めば、Aqua10 Ultra Rollerと接続できる

 次いで、Aqua10 Ultra Rollerを自宅のWi-Fi(無線LAN)に接続すれば、ほぼ準備は整う。


自宅のWi-Fiに接続する

 とはいえ、初回起動時にはファームウェアの更新、本体への充電などがあるため、すぐには使い始められない。その間に、清水タンクには水を、洗浄液タンクには洗浄液を注入しておこう。


清水タンクと汚水タンクの容量は、それぞれ4Lと3.5Lとそれほど大きくない。ただ、メンテナンス性とのバランスを考えると、このくらいの方がいい

清水タンクに水を注入した

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