Dreameのハイエンドロボット掃除機「Aqua10 Ultra Roller」を試す 夢のような掃除体験ができる“物静かな巨人”(1/3 ページ)
忙しい日々を過ごしていると、生きるのに無関係な家事は後回しになってしまう。人によっては、掃除をその筆頭に挙げるかもしれない。後回しになりがちな床掃除を手間なく自動的に行ってくれる、Dreameのロボット掃除機「Aqua10 Ultra Roller」を試してみよう。
毎日がとてつもなく忙しい。そうなると「しなくても命に別状はない」ような家事を後回しにしがちだ。その筆頭に挙げられるのが、床掃除ではないだろうか。
そんな時、床掃除を自動で行ってくれるロボット掃除機があると便利だ。ロボット掃除機の市場は、エントリーモデルとハイエンドモデルが“主戦場”となっており、複数のメーカーが主に機能面でしのぎを削っている。
この記事では、現在GREEN FUNDINGにおいてクラウドファンディング形式で販売中のDreame Technology製ハイエンドロボット掃除機「Dreame Aqua10 Ultra Roller」(想定価格24万9800円)を一般発売に先駆けて試す。果たして、どのような特徴があるのだろうか……?
“脚が生えてくる”ロボット掃除機
掃除機がけどころか、ロボット掃除機の自動運転さえ手間だと感じるという人の多くは、「床に落ちているものを運転前に片付けなければいけない」「部屋ごとの段差で持ち上げてあげるのが面倒」と考えているのだと思う。
しかし、最近のロボット掃除機は物体の検知機能が向上しており、特にハイエンドモデルではセンサーだけでなくカメラも使って、高い精度で床にある障害物を自動回避する。一方で、段差については検知をしたからといって“回避”できるものではなく、どうやって乗り越えるのかという点が、メーカーごとの“創意工夫”ポイントだったりする。
Dreame Aqua10 Ultra Rollerでは、どうやって段差を乗り越えるのだろうか――何と、本体を持ち上げる、伸縮式の“脚”を搭載してしまった。
これは既存のハイエンドロボット掃除機「Dreame X50 Ultra」(実売価格15万円前後)に搭載していた「ProLeap」システムを改良したもので、4cm+4cmの合計8cmの段差を乗り越えられるようになっている
段差の先がカーペットの場合、カメラがそれを検知すると「AutoSealローラーガード」が自動的に作動し、水拭きモップをカバーした上で、吸引掃除のみを行うようになっている。モップを物理的に覆ってしまうので、水ぬれのリスクをより確実に防げるのがポイントだ。
水拭きモップは、水平方向に回転する円盤(ディスク)タイプではなく、垂直方向に回転するロールタイプだ。床を清掃しながら、付着した汚れをその場で洗う「自動セルフクリーニング」機能により、常に清潔なモップで水拭きを行える。また、モップ奥に装着した逆回転するゴム製ローラーにより、植毛部分を起毛させ、掃除し終えるまでのモップをふんわりとした状態に保つ。
吸引力は最大3万Paで、こびりついた汚れやペットの毛、隠れたゴミなどを効率的に吸い取る。
ロボット掃除機では、壁際の掃除の苦手なものもあるが、Aqua10 Ultra Rollerは回転ブラシと水拭きモップが伸縮し、エッジ部分を効率よくきれいにしていく。
清掃後も手間いらずだ。ベースステーションにロボット掃除機が戻ると、本体内のゴミはステーションに自動収集されるうえ、水拭きモップは「ThermoHubセルフクリーニング技術」により、100度の熱水で自動洗浄の後、70度の熱風でしっかり乾燥される。これにより、汚れだけでなく臭いまで除去することができる。
障害物の検知/回避には「StereoEdge障害物回避テクノロジー」を採用している。これは3Dストラクチャーライトを使って障害物を検知するもので、椅子やテーブルの脚はもちろん、おもちゃや充電ケーブルといった細かいものまで識別して回避可能だ。
また、二眼カメラと収納式LDSセンサーからなる物体検知/回避システム「AstroVision」はNVIDIAのロボティクスAI技術を活用したアップグレード版を搭載している。使えば使うほど、学習が進んで物体の検知/回避精度が向上するので、散らかった部屋でもスムーズに移動できるようになる。
カタログスペックの話はこれくらいにして、ここからは実際に使ってみよう。
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