「録音+文字起こし」を耳元で完結 Nottaユーザー必携の“常時装着”AIレコーダー「Zenchord 1」を試す(2/3 ページ)
生成AIサービスの普及に伴い、録音から議事録作成までを自動化するデバイスが急速に存在感を増している。今回紹介する「Zenchord 1」は、AI議事録サービスとして定評のある「Notta」と強力に連携する、耳をふさがないオープンイヤー型のモデルだ。実際の使用感をお届けする。
Nottaエコシステムによる強力な議事録機能
Zenchord 1のメインの用途となるのが録音機能だ。スマートフォンやPCでのオンライン会議、通話などを録音できる。1回の録音時間は最大5時間まで対応し、再生時間もイヤフォン単体で最大10時間となっており、長丁場の会議でもバッテリー切れを心配する必要はなさそうだ。
一方、リアルな対面会議の録音には、充電ケースに搭載されたマイクを使用する。このあたりの仕組みは、先行する「viaim RecDot」と同様だ。なお、イヤフォン単体で(装着したまま)周囲の音を録音することはできない。
同じくオープンイヤー型のviaimの新モデル「viaim OpenNote」は、装着したまま対面録音が可能であることと比較すると、一長一短がある。
ケースを取り出して録音するスタイルは、「録音していること」が周囲に伝わりやすく明確である反面、ふとした立ち話などを即座に記録したい場合には、ケースを取り出す手間が発生する。イヤフォンを装着したまま会議に参加できるかどうかでも、評価は分かれそうだ。
録音されたデータはNottaのアカウントに同期され、アプリ上で文字起こしや要約作成が行える。文字起こしエンジンはNottaそのものであるため、精度に関しては安定しており信頼性が高い。
固有名詞の認識などで修正が必要になる場面もあるが、頻出する専門用語をあらかじめ単語登録しておくことで精度を向上できる。話者分離(誰が話しているかの識別)にも対応しており、議事録作成の手間を大幅に削減できるだろう。
文字起こしとは別に、AIによる要約/議事録の作成も行える。複数のテンプレートを設定できるのに加え、独自のカスタムテンプレートを作成することも可能だ。なお、カスタムテンプレートは5つまで設定できる。
Zenchord 1の購入者特典として、文字起こしが月300分まで可能なスタータープランが付帯する。AI要約も月100回まで利用できる。ヘビーユーザーであれば有料プランへの移行が必要になるが、一般的な利用頻度であれば十分実用的な範囲だろう。
なお、Zenchord 1とNotta Memoは併用が可能だ。オンライン会議はZenchord 1で録音し、対面での会議はNotta Memoを利用するといった使い分けもできる。
関連記事
約10gの軽量マイクが分離! 充電ケース付きで安心なAnker「Soundcore Work」の使い勝手を実機レビュー
Ankerから、マイクと充電ケースが分離する独自デザインのAIボイスレコーダー「Soundcore Work」が発売された 。約10gと軽量なマイク本体を取り外せ、USB Type-C端子で充電可能なケース付きという本製品を試してみた。PLAUDやNottaのライバルとなるか? 画面付きでUSB Type-C直挿しできるAIボイスレコーダー「TALIX & DingTalk A1」の完成度と“アプリの壁”を検証
これまでのカード型AIボイスレコーダーが抱えていた課題を解消する新モデル「TALIX & DingTalk A1」が登場した。実機レビューを通して検証する。イヤフォン連携&文字起こし無料! 無線機能を省いて物理ボタン搭載の異色AIレコーダー「HiDock P1」実機レビュー
薄型のカード型が主流となりつつあるAIボイスレコーダー市場に、物理ボタンとダイヤルを備えた「HiDock P1」が登場した。その実力を実機レビューでチェックしていく。「Plaud Note Pro」実機レビュー 画面搭載で何が変わった? “付ける”NotePinとの決定的な違い
さまざまなAIボイスレコーダーが登場しているが、新モデル「Plaud Note Pro」はどうなのか。従来モデルと比べてみた。完全ワイヤレスイヤフォン型のAI文字起こしガジェット「viaim RecDot」と「NoteKit」を試す 600分/月まで無料プランもあり
企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.