「録音+文字起こし」を耳元で完結 Nottaユーザー必携の“常時装着”AIレコーダー「Zenchord 1」を試す(1/3 ページ)
生成AIサービスの普及に伴い、録音から議事録作成までを自動化するデバイスが急速に存在感を増している。今回紹介する「Zenchord 1」は、AI議事録サービスとして定評のある「Notta」と強力に連携する、耳をふさがないオープンイヤー型のモデルだ。実際の使用感をお届けする。
生成AIサービスの普及に伴い、ここ1〜2年で急速に存在感を増しているAI録音・議事録作成デバイス。「Plaud Note」や「Notta Memo」といったカード型やクリップ型の製品が市場の主流となりつつあるが、ここにきて新たな選択肢が増え始めている。常に身に着けられ、必要な時にすぐに録音を開始できる「イヤフォン型」のAIレコーダーだ。
今回紹介する「Zenchord 1」(ゼンコードワン)も、そんなイヤフォン型AIレコーダーの1つ。2025年夏にMakuakeでの先行販売を経て、10月から一般販売が開始された製品だ。実売価格は2万4000円〜2万7000円前後となっている。
最大の特徴は、AI議事録サービスとして定評のある「Notta」と提携している点にある。録音データの管理はもちろん、ファームウェアのアップデートなどもNottaアプリ経由で行う仕様となっており、ハードウェアとソフトウェアが統合されている。
「ながら聞き」に適したオープンイヤー型
Zenchord 1の外観は、近年流行の耳をふさがないオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤフォンそのものだ。耳に引っ掛けるイヤーフックタイプで、片側が約10gと軽量に作られている。装着感は良好で、長時間着けていても耳への負担は少ない。仕事中、着けっぱなしにしておく「常時装着」デバイスとしての適性は高いといえるだろう。
本体表面にはタッチセンサーを内蔵しており、再生/停止などの操作が可能だ。シングルタップ/ダブルタップ/トリプルタップ/長押しに対応するが、操作のカスタマイズ機能には非対応となっている。
オーディオ機器としてのスペックを見ると、約17×12mmの大型ダイナミックドライバーを搭載し、コーデックはAACとSBCに加え、ハイレゾコーデックのLDACもサポートしており、「Hi-Res AUDIO WIRELESS」の認証も取得している。
しかし、音質面では正直なところ物足りなさが残る。オープンイヤーの構造上、仕方がない部分もあるのだが、特に低音の迫力が明らかに不足しており、音楽や映画に没入するような使い方に向いているとは言えない。
一方で、中音域は非常に聞き取りやすいので、オンライン会議などでの利用や、BGMとしてラジオやポッドキャストを流しておくといった用途には適しているだろう。なお、イコライザーの設定など、音楽イヤフォン向けの機能は搭載していない。この点からも、音楽再生などの機能はあまり重要視されていないことがうかがえる。
録音性能を支えるハードウェアとしては、6基の高性能マイクと AIノイズキャンセリングを採用し、人の声と環境音を分けて収音することで、通話の聞き取りやすさと文字起こしの正確さを向上させている。また、Bluetooth 6.0に対応することで、データ伝送の安定性も高めているという。
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