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Core Ultra(シリーズ3)の最高峰「Core Ultra X9 388H」の実力は? ベンチマークテストから見えたこと(2/4 ページ)

Intelの「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)」が発表されて約4カ月が経過した。搭載PCも少しずつ増えてきたが、その最上位製品「Core Ultra X9 388H」を搭載する製品は、それほど多く市場に出回っていない。そこで、ASUSの「Zenbook DUO(UX8407)」を通してその実力をチェックしてみたい。

Core Ultra 7 258V搭載機と比べつつCPUコアをテスト

 ここからは、Zenbook DUO(UX8407)を通してCore Ultra X9 388Hの実力をチェックしていく。

 今回、インテルから比較用に同じくASUSTeK Computer製の「Zenbook S 14(UX5406)」を借用している。これはITmedia PC USERで以前レビューしたものと同じ仕様で、CPUとして「Core Ultra 7 258V」(Pコア4基+Eコア4基/32GBメモリ)を搭載している。

 CPUコアやGPUコアの数に違いはあるものの、「異なる世代の最上位CPUの性能の違い」を見るには良い比較材料となるだろう。

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比較対象は、以前にテストを行った「Zenbook S 14(UX5406)」となる

 では、ベンチマークテストの結果を見ていこう。

CINEBENCH R23

 まず、3Dレンダリングを通してCPUのパフォーマンスを確認できる「CINEBENCH R23」を実行した。結果は以下の通りだ。

  • シングルコア
    • Core Ultra X9 388H:2129ポイント
    • Core Ultra 7 258V:1922ポイント
  • マルチコア
    • Core Ultra X9 388H:1万5245ポイント
    • Core Ultra 7 258V:8283ポイント

 Core Ultra 7 258Vと比べると、シングルコアスコアは10%ほど向上し、LP Eコア/Eコアの増量も相まってマルチコアスコアは約1.8倍となっている。

 LP EコアとEコアは性能よりも消費電力の低さ(効率性)を重視したCPUコアだが、それでも増量すればマルチコア(マルチスレッド)性能の向上に貢献することが良く分かる結果となった。


CINEBENCH R23の結果

3DMark CPU Profile

 続いて、3Dグラフィックスのベンチマークテストアプリ「3DMark」から、CPU単体の性能チェックが行える「CPU Profile」テストを実行した。結果は以下の通りだ。

  • 1スレッドテスト
    • Core Ultra X9 388H:1153ポイント
    • Core Ultra 7 258V:1159ポイント
  • 2スレッドテスト
    • Core Ultra X9 388H:2189ポイント
    • Core Ultra 7 258V:2145ポイント
  • 4スレッドテスト
    • Core Ultra X9 388H:3989ポイント
    • Core Ultra 7 258V:3360ポイント
  • 8スレッドテスト
    • Core Ultra X9 388H:6144ポイント
    • Core Ultra 7 258V:4830ポイント
  • 16スレッドテスト
    • Core Ultra X9 388H:9950ポイント
    • Core Ultra 7 258V:5394ポイント

 1スレッドテストのみ、少しだけCore Ultra 7 258Vが上回ったものの、それ以外のテストではスレッド数が増えるほどCore Ultra X9 388Hの方がスコア上で優位性を増していく。

 もっとも、Core Ultra 7 258Vは最大8スレッド、Core Ultra X9 388Hは最大16スレッドとなる。LP Eコア/Eコアが増えた分、Core Ultra X9 388Hのマルチスレッド性能も上がっていることは確実にいえる。


3DMark CPU Profileの結果

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