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ASUS JAPANが新型ノートPCを一挙に披露 16型で約1.2kgな「Zenbook SORA 16」など目玉モデルが“めじろ押し”(1/2 ページ)

ASUS JAPANが、2026年のノートPCの新モデルを一挙に発表した。主要な新製品を紹介しよう。

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 ASUS JAPANは2月25日、ノートPCの新製品を発表した。同日に行われた発表会では、16型の大画面で約1.2kgの軽量設計を実現したノートPC「ASUS Zenbook SORA 16(UX3607OA)」を始めとして、14型の「ASUS Zenbook SORA 14(UX3407NA)」、Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)搭載の「Zenbook S14」「Zenbook DUO」、アクションカメラとのコラボレーションモデル「ProArt GoPro Edition」、ROG(Republic of Gamers)ブランドの設立20周年記念モデル「ROG Flow Z13-KJP」などが披露された。

 この記事では、発表会で披露された主要な製品を紹介していく。

新製品
ASUS JAPANが新製品を一挙に披露した

Zenbook SORA 16:16型の大画面で約1.2kgの軽量設計

 Zenbook SORA 16(UX3607OA)は、ピーク性能が80TOPS(毎秒80兆回)のNPUを統合したQualcomm製SoC「Snapdragon X2 Elite Extreme」を搭載する16型ノートPCで、Copilot+ PCに準拠する。直販価格は33万9800円で、3月25日に発売する。

Zenbook SORA 16は、独自素材のボディーによって16型ながら約1.2kgという軽量設計を実現した

 もともと、Zenbook SORAは日本市場をメインに据えて開発されたシリーズだ。「CES 2025」でグローバル向けに「Zenbook A14」として発表された14型モデルを、日本では「Zenbook SORA」という独自の名称で2025年2月に投入し、学生を中心に支持を集めた。

 「CES 2026」で発表された新型では、14型の「Zenbook A14」に加えて16型の「Zenbook A16」も用意された。日本ではZenbook A16もZenbook SORAブランドで展開することになり、画面サイズを付けて区別することになったという。

16型
Zenbook SORA 16は、3K(2880×1800ピクセル)解像度の16型有機ELディスプレイを搭載している

 SORA 16の最大の訴求点は、16型ノートPCとしてZenbook史上最軽量の約1.2kgを達成したことだ。ASUS JAPANの藤原拓馬氏(広報マネージャー)は、「通常、16型モデルは1.5〜2kgほどの重量になるが、(SORA 16は)本体だけでなく内部パーツも“一から”開発し直して、素材や質量を見直した結果、(従来の)14型モデル並みの軽さを実現した」と説明する。

 ボディーの天板/パームレスト面/底面には、セラミックとアルミニウムを融合したASUS独自素材「Ceraluminum(セラルミナム)」を採用した。同一サイズの従来モデルと比べると約30%軽く、強度は3倍に向上したという。陶器のような手触りで指紋や汚れが付きにくく、100%リサイクルにも対応した。

 軽量設計だが、MIL-STD-810H(MIL規格)に定める耐衝撃性能も有している。海外ではザブリスキーベージュとアイスランドグレーの2色展開だが、日本ではザブリスキーベージュのみの展開となる

Ceraluminum
Ceraluminumの特徴を示すスライド。本製品では天板/パームレスト/底面の3面において使用している
カバー
SORA 16のCeraluminum天板。日本ではザブリスキーベージュの1色で展開する

 ディスプレイは2880×1800ピクセル解像度の16型有機ELパネルを搭載した。リフレッシュレートは最大120Hz、輝度は最大1100ニト、DCI-P3の100%カバーというスペックだ。ブルーライトの放出量は、同等スペックの液晶パネルと比べて約70%少ないとしている。

 先述の通り、SoCはSnapdragon X2 Elite Extremeを搭載している。Armアーキテクチャで初めて、最大5GHz駆動に対応したCPUコアを備えており、その数は従来の12基から18基に増えている。NPUのピーク性能は80TOPSで、Copilot+ PCの要件の2倍の性能を備える。

 発表会に登壇したクアルコムシーディーエムエーテクノロジーズの井田晶也氏(コンピュート事業統括本部長)は、「1秒間に80兆回の演算が可能で、従来の『Snapdragon Xシリーズ』と比べて約78%処理能力が向上した」とする。メモリは48GB(LPDDR5X規格)、ストレージは1TBのSSD(PCI Express 4.0接続)を搭載する。

 バッテリー容量(定格値)は70Whで、駆動時間は最長約22時間(メーカー独自基準)となっている。ACアダプターを外した状態でもパフォーマンスの低下が少ないことも特徴で、井田氏は「(Snapdragonは)携帯電話向けのプロセッサをルーツとしているので、電源を抜いて使うことが通常の使い方という設計思想がある」と、その理由を語った。

X2 Eliteのスペック
Snapdragon X2 Elite Extremeは、その名の通りArmアーキテクチャのSoCとしてはかなりの高性能だ
内部の様子
SORA 16の内部構造。軽量デュアルファンによる冷却機構やT字構造フレーム、70Whバッテリーなどを確認できる
キーボード
キーボードはCopilotキーを備えた日本語配列で、テンキーは備えない

 インタフェース類はUSB4端子×2、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、HDMI出力端子、SDメモリーカードリーダーを備える。ワイヤレス通信ではWi-Fi 7(IEEE 802.11be)にも対応している。

 OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Microsoft 365 Personal (24ヶ月版:Office Home and Business 2024 オプション付き)のライセンスも付属する。

Zenbook SORA 14:約990gの軽量設計で約33時間駆動

 Zenbook SORA 14の新モデルは、SoCとしてSnapdragon X2 Eliteを搭載する。このSoCもNPUのピーク性能は80TOPSで、Copilot+ PC準拠だ。メモリは32GB(LPDDR5X規格)で、ストレージは1TB SSD(PCI Express 4.0接続)だ。ディスプレイは1920×1200ピクセル解像度の有機EL(最大60Hz駆動)となる。

 バッテリー駆動時間は最長約33時間と、先代モデルより長くなったが、重量は約990gと先代の上位モデルから10gプラスにとどめている。ボディーカラーはアイスランドグレーとザブリスキーベージュの2色で、直販価格は25万9800円だ。

 なお、先代モデルのうち、Snapdragon Xを搭載する「UX3407QA」についてはエントリーモデルとして販売が継続される。直販価格はOfficeなしモデルが17万9800円となる。

天板
SORA 14(アイスランドグレー)の天板。スペックシートにはSnapdragon X2 Elite搭載と記載されている
16型と並べる
SORA 14とSORA 16を並べてみる。こうして見ると、結構16型モデルは大きいように思える

なぜSORAに16型モデル?

 なぜ、Zenbook SORAに16型モデルが追加されるのか――ASUS JAPANのレオン・チャン氏(コンシューマービジネス事業部 ノートPCプロダクトマネージャー)は初代モデルの購入者調査のデータを示した。

 データによると、初代の購入者で一番多かったのが「学生」で、調査対象の約15%を占めた。学生のうち、大学生/大学院生が約79%だったという。これはこれで“狙い通り”なのだが、今回は新モデルはビジネスパーソンやクリエイティブの現場にも訴求したいとのことで、大画面を求める傾向にあることから16型を追加したとのことだ。

 なお、ASUS JAPANはZenbook SORAシリーズが対象の「新生活応援キャンペーン」を4月12日まで開催している。

 同シリーズを期間中に購入した上で、4月30日までに応募すると、1万円相当のデジタルギフトがもらえる。学生については、1万円分が追加でもらえる。

新生活応援キャンペーン
Zenbook SORAシリーズを対象とする「新生活応援キャンペーン」。このキャンペーンからも分かる通り、同シリーズのメインターゲットは「若者(学生)」で変わりないのだが、より裾野を広げるべく画面の大きい16型モデルを投入したようだ

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