レビュー

持ち運べる21型相当のディスプレイ! 14型×2画面でコスパに優れるアイ・オーのモバイルディスプレイ「LCD-YC1412DX」を試すモバイルディスプレイの道(2/4 ページ)

アイ・オー・データ機器の「LCD-YC1412DX」は、14型の画面を上下に連結させることで21型相当のビッグサイズを実現するデュアルタイプのモバイルディスプレイだ。実機レビューを通じて、本製品のメリットとデメリットを紹介する。

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ボディーは比較的軽量

 接続方式はHDMIとUSB Type-Cで、USB Type-Cは3基も備えている。これらが搭載されるボディー右側面には、イヤフォンジャックや、後述する表示モード切り替え用のスライドスイッチも並んでおり、ポートやスイッチ類が集中している。ちなみに反対側の左側面にはポートやボタン類は何もなく、縦置きしやすい仕様だ。

 重量は公称値が約1.3kg、実測だと1.2kgとデュアルタイプの製品にしては軽量だが、これは画面サイズが14型と小ぶりなためだろう。


右側面には各種ポートに加え画面の連結/非連結を切り替えるスライドスイッチを備える。反対側の左側面にはポートやボタン類はない

ヒンジ部を後方から見たところ

重量は実測で1.2kgだった。14型ということでデュアルタイプのモデルとしては比較的軽量だ

 付属品はHDMI/USB Type-Cそれぞれの接続方式に対応したケーブルのみで、ACアダプターは付属しない。持ち歩き用のポーチ類も省かれているが、本製品は折りたたんだ状態ではノートPCに類似した形状で、それゆえ市販の14型ノートPC用の保護ケースを探せば、サイズ的にも適した製品を調達できるだろう。

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付属品は接続方式に応じた2種類のケーブルのみで、ポーチ類は別途用意する必要がある

USB Type-Cケーブルは片端がL字型になっている

3基のUSB Type-Cポートはどのように使い分ける?

 では実際に使ってみよう。ポート類は本体の右側面に集中している。USB Type-Cポートが3基もあるため、どれにつないでよいか初見では戸惑うが、1つだけ飛んで配置されている3番目のポートは用途が限定されており(後述)、実質的には2基のポートのいずれか一方を使うと考えればよい。この2基のポートは機能的には同じだ。


接続方式はHDMIとUSB Type-Cだ。USB Type-Cは3基あるが、HDMIポートを間に挟んだ下2つのポートのいずれかを使うことになる

 さて本製品はデュアルタイプのモバイルディスプレイではおなじみとなる、3つの表示モードに対応している。1つは大画面モードで、2つの画面を連結して約21型の巨大なディスプレイとして使うモードだ。置き方は縦置きと横置き、いずれにも対応する。

 この大画面モードを横置きで使う場合、ケーブルは画面上部に挿す格好になるが、本製品に付属するUSB Type-CケーブルはL字型になっているため、極端にケーブルが突き出すといったことはない。スタンドの角度についても、垂直状態から後方に約17度傾いた、ごく自然な角度で立てられる。


大画面モード。2つの画面を1つの画面として扱うモードで、最も利用頻度が高いと考えられる

大画面モードは縦置きはもちろん、横置きでの利用にも対応している

横置きの場合はケーブルは上から出るが、L字型コネクターゆえ取り回しも良好だ

 もう1つは複製モードで、2つの画面を折り返し、前面と背面とで同じ内容を表示するという、プレゼンテーションなどに向いた使い方ができる。Gセンサーの内蔵により、画面を折り返すと天地が反転して自動的に適切な向きへ切り替わる。。


複製モード。2つの画面に同じ内容を表示するモードで、実際にはこの写真のように上下に並べるのではなく、上画面を背後に折り返して使うケースが多いと考えられる

 最後は拡張モードで、2つの画面を別々のディスプレイとして認識させるモードだ。ノートPCと併せて3画面で使うことも可能な他、2台のノートPCで2つの画面をシェアするという使い方にも対応する。この場合はHDMIポートとUSB Type-Cポートの併用が必須となり、どちらもUSB Type-Cで接続することはできない。


拡張モード。複製モードと違って2つの画面に異なる内容を表示するモードで、ノートPCと合わせてトリプルディスプレイ環境を構築する以外に、上下それぞれを別のPCとつなぐことも可能

 メーカーの推奨する表示モードは以上の3つなのだが、応用編として本製品をノートPCの背後に設置し、本製品の上画面にだけ映像を表示し、直下にあるノートPCの画面と2画面表示にするという使い方も用意されている。下の画面が完全に死んでしまうことになるが、現実的には設置性を優先し、こうした配置で使うケースも多いだろう。ちなみに、3基のUSB Type-Cポートのうち、3番目のポートを使うのはこの場合のみだ。

 これらの画面モードの切り替えは、本体側面のスライドスイッチで行う。プッシュ式のボタンを繰り返し押してローテーションで切り替えたり、OSDメニュー上から切り替えたりするのと違って、直感的に分かりやすい。本製品を高く評価できるポイントの1つだ。

 ただこのスライドスイッチは、付属のL字型仕様のUSB Type-Cケーブルを挿すとケーブルによって覆い隠されてしまい、極めて操作しにくい。ケーブルを付け替えるか、もっと距離を開けて下に寄せるか、あるいはヒンジのある上側に寄せるのがベターだろう。基板のレイアウトの関係もあるだろうが、後継モデルでは改善が望まれる部分だ。


ノートPCの背面に本製品を立て、上の画面だけを使うことも可能だ。この場合、3基あるUSB Type-Cポートの3番目を利用する

これら表示モードの変更は側面のスライドスイッチで行える。切り替えは直感的に行えるが、直上につないでいるL字型ケーブルと干渉しがちなのが困りものだ

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