万人向けではない、だからこそ愛せる 格子配列40%のアルミ削り出しキーボード「EPOMAKER Luma40」レビュー:武者良太の我武者羅ガジェット道(3/4 ページ)
薄軽さに妥協したくない人へ。格子状のオーソリニア配列を採用した40%極小キーボード「EPOMAKER Luma40」をレビューします。かなりの“くせ者”ですが、抜群のタイプ感と工芸品級の美しさを備えた逸品です。
重めのキーは好みが分かれるところ
Luma40を実際に打ち始めて最初に気付くのは、キーの重さです。Kailh White Rainリニアスイッチは作動荷重が約50gです。黒軸相当の重さがあり、軽いタッチに慣れたユーザーには最初やや重く感じます。ただその重さは硬いというよりも、ブレがなくしっかりと入力できるという印象もあります。
クッショントレイマウント構造を用いておりタイピング音は静か……と思いきや、底突きさせたときは高音域のノイズと衝突音が気になりました。マイクのノイズキャンセリング機能でも拭いきれない強めの音ではありました。
Kailh White Rainリニアスイッチは入力判定を1.2mmの位置で行いますが、前述したように重さがあるので、なでるような軽いタッチで文字入力をするのがなかなか難しい。このあたりは、ユーザーによって感想が変わるところでしょう。
キートップの形状は好印象です。各キーの天面が丸く浅くへこんでいて、この皿状の窪みが指の腹をキーの中心へと自然に誘導してくれるので、ポジションが安定します。オーソリニア配列では指の動きが直線的になるぶん、このガイド感は思った以上にキータッチの安心感につながっています。
文章入力時の文字修正はカーソルキー&Backspaceキーで行っている身としては、カーソルキーのキーキャップサイズが他のキーと同じという点も「いいね!」したくなりましたね。そうなのです。一般的なモバイル向け外付けキーボードやノートPCのキーボードでは、この部分が小さくて操作しづらいのですが、Luma40なら指が太い方でも快適にカーソル操作ができます。
付属ストラップもよし。独自ストラップにしてもよし
ところでLuma40のフレーム左上には、約2cmほどのスリットがあります。これは付属のストラップを通せる穴で、手提げバッグのように片手でさっと持ち上げられるようになるし、美しいながらも質実剛健とした機能美全開のLuma40に遊び心を持たせられるポイントです。
付属品は黒とグレーの組み合わせで、シルバー/ホワイトのLUMAとマッチするカラーリング。フレーム側の素材はレザーで、ストラップ部が摩耗しても簡単に交換できる仕様になっています。
市販の同サイズのストラップやカメラストラップなど、サイズが合うものであれば好みのカラーや素材に自由に付け替えることができるのもポイント。自分好みの色で、自分らしいLuma40に仕立てたいところですね。
なお付属品は交換用キースイッチ、キースイッチオープナー、ストラップ、USBケーブル(USB Standard-A to Type-C)、そして2.4GHzワイヤレスレシーバーとなっています。
関連記事
まるで工芸品な3kg超のアルミ塊! 官能的すぎる“磁気×メカニカル”なキーボード「Lofree Hyzen」を試す
Lofreeの新作「Hyzen」は、3kg超のアルミ削り出しボディーに最新のTMRセンサーとメカニカル構造を融合させた野心作です。0.01mm単位の超高精度な入力と、官能的な打鍵感を両立した“工芸品”の実力に迫ります。「DJI Osmo Pocket 4」速攻レビュー Pocket 3から買い換える価値はある? 進化したポイントを実機で比較した
DJIから新型「Osmo Pocket 4」が登場した。4K/240fps対応やダイナミックレンジ拡大など、1型センサーの刷新で画質が劇的に向上している。前モデル「Pocket 3」と比較し、圧倒的な強みと現時点での課題、買い換えの判断基準を詳しく解説する。“パワードスーツ”はもうSFの道具じゃなかった 高尾山でコンシューマー向け外骨格「Hypershell X Pro」を試す
外骨格式パワードスーツ「Hypershell X Pro」を装着し、高尾山で実力を検証してみた。強力なアシストで登りは足取りが軽くなり、下りは膝への負担が劇的に軽減した。リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓
展示会ブースでのミニセミナーを、リュック1つに収まる機材で実現! 小型モニターとAI搭載ミキサーを駆使した「超軽量PAセット」の構築術を公開します。無線で6DoFを実現する希少なXRグラス「MiRZA」をチェック 独自の光学系とドコモ新体制で描くビジネス活用の未来
ワイヤレスで6DoFを実現する希少なXRグラス「MiRZA」を再検証。独自の光学系「PinTILT」がもたらす視覚体験や装着感をレビューします。ドコモ直系への体制変更を控え、ビジネス活用の課題と未来を編集部が探ります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.