E-Inkで“あえて隠さない”ワイヤレスマイク「Insta360 Mic Pro」 3マイク&4ch録音対応で進化した異次元の実力:武者良太の我武者羅ガジェット道(2/4 ページ)
前作の弱点を克服し、ライバルに並ぶ本格仕様となったワイヤレスマイク「Insta360 Mic Pro」をレビューします。3マイクアレイによる多彩な指向性、最大4ch録音、強力なAIノイキャンなど、その圧倒的な実力に迫ります。
自分のロゴバッジを胸につけている感覚で録音
トランスミッターを見ていきましょう。形は円盤状で、フロントパネルには「Insta360」とニコちゃんマークが映っていますね。ここがE-Inkディスプレイとなっており、Insta360アプリから動画のチャンネル名やブランドロゴ、自分のSNSアイコンなど、自由に画像を指定して表示できます。
他社は小型化してマイクの存在をできるだけ感じさせない方向へと進化してきましたが、Insta360 Mic Proはあえて映像の中で存在を見せつけようとしているのが面白いじゃないですか。
「複雑さを排除しながらプロレベルの音質を求めるクリエイターのために設計された」とのことですが、スペックを見ると納得できます。なんといっても3マイクアレイというのが頼もしい。ライバルは無指向性のものが多く、胸元につけていても意外と周囲の音を拾いがちでしたが、Mic Proは自分の声以外を取り込まないようにする指向性モードが選択できます。
さらに別売りアクセサリーの「USB-C to 3.5mm変換アダプター」と、ラベリアマイクを用意することで、マイクを口元にできるだけ近づけるセッティングも可能になりました。小さなバッジサイズとはいえ重さがあるため、装着部の布に跡がついたり、めくれたりすることがあったワイヤレスマイクですが、Insta360 Mic Proならその心配を減らせます。
操作ボタンが大きいというのも、個人的には大歓迎したいところ。電源オンや録音中であることを示すLEDインジケーターも見やすいものでした。
服への固定はクリップ、もしくはマグネットを使います。クリップ部はカメラのアクセサリーシュー、カメラアクセサリーのコールドシューとマッチしており、そうした場所に固定もできます。
ここで思い出してほしいのが、マイクの指向性をセッティングできるという機能です。指向性を絞るモードにしてカメラに装着すると、簡易型のガンマイクとして使えます。トランスミッター内部にはステレオ音声を記録できるので、“つまめるサイズのPCMレコーダーになる”というのは、ちょっと新しすぎませんか。
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