レビュー

DJI初の360度カメラドローン「DJI Avata 360」実機レポ 多彩な8K空撮、これは“空飛ぶOsmo 360”だ(1/6 ページ)

DJIの最新ドローン「DJI Avata 360」をレビュー。8K/60fps対応の360度カメラとヘッドトラッキング機能がもたらす圧倒的な没入感や、従来のFPV機との違い、航空法上の注意点を解説します。

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 DJI JAPANが4月に発売した「DJI Avata 360」は、本体に360度カメラを搭載した新型ドローンです。360度を撮影できるドローンと言えば、2025年12月にInsta360が「Antigravity A1」を発売し、ドローン愛好家の間で大きな話題となったのが記憶に新しいところです。

 小型カメラ市場でしのぎを削る両社が、相次いで360度カメラドローンをリリースしたことで、ドローンにも“360度カメラ搭載”という一つの流れが形成されつつあります。今回は、そんなDJI Avata 360の使用感をチェックしてみます。


360度カメラを搭載したドローン「DJI Avata 360」

8K 360度カメラ「Osmo 360」をそのまま載せたようなドローン

 DJIは世界の民生用ドローンの中で大きなシェアを占めるメーカーです。近年はドローンだけでなく、撮影用ジンバルやアクションカム、マイクといった映像関連機器も手掛けており、特に「OSMO」シリーズは、今やGoPro、Insta360と並ぶ定番のアクションカメラとして知られています。

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 そんなDJIが、360度カメラを搭載したドローンとして初めてリリースしたのがDJI Avata 360というわけです。価格は単体が7万7330円、さまざまなオプションが付属するセットが11万6380円からとなっています。

 製品名にもある「Avata」は、DJIの製品ラインアップの中でも“FPVドローン”に分類されるシリーズです。ドローンの前方カメラが撮影した映像を専用ゴーグルで見ながら飛行させることで、あたかも自分がドローンに乗っているかのような操縦体験を楽しむカテゴリーのドローンです。

 DJIでは現行製品として「DJI Avata 2」がありますが、Avata 360はこの機体をベースに、360度カメラを搭載したモデルになります。本体サイズは約246(幅)×199(奥行き)×55.5(高さ)mm、重さは約455gです。


DJIの360度カメラを搭載した小型空撮用ドローン「DJI Avata 360」

 本体の機首には、一般的なドローンに比べてかなり大きな360度カメラを搭載しています。1軸ジンバル形式のカメラユニットは、上方、下方に向けてレンズが付いています。

 360度カメラには、1型相当の撮影範囲を持つ6400万画素の1/1.1型正方形CMOSセンサーを採用しています。これによって8K/60fpsの動画と、約1億2000万ピクセル(15520×7760ピクセル)の360度写真を撮影できます。

 このカメラは事実上、DJIの360度アクションカム「Osmo 360」とほぼ同じスペックであるため、Avata 360は“空飛ぶOsmo 360”といったところでしょうか。

 この360度カメラジンバルは、下方レンズが地面に接地するのを避けるため、離着陸時にはレンズが前後方向に向けて90度回転します。

 また、「360度モード」に対して「シングルレンズモード」を選ぶと、一般的なドローンと同じように、カメラを前方に向けて飛行することもできます。


機首にはジンバルカメラの左右にLiDARセンサー(上)と、ビジョンシステム用のカメラ(下)を備えています

機体下面後方には自動離着陸の高度を管理する赤外線センサーを装備しています

4つあるプロペラはそれぞれ4枚のブレード(羽根)で構成され、その周囲には機体と一体でデザインされたプロペラガードを備えています

機体後部に差し込む形で搭載する機種専用バッテリー。3セルリチウムイオン電池で、容量は2700mAh。電力量は38.67Whで、最大で約23分の飛行が可能です

機体右側面にはUSBポートとmicroSDメモリーカードスロットがあります。なお機体にも42GBの内部ストレージを搭載しています
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