「Endeavor SV120h」とWindows Home Serverで大きく広がる、“1歩進んだ”PCの活用“知らなかった”だと、ちょっと損です(2/3 ページ)

» 2009年06月24日 10時00分 公開
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「Endeavor SV120h」が変えるSOHOと家庭のPCスタイル

photo Windows Home Serverを搭載する「Endeavor SV120h」。基本構成価格は6万4890円(税込み)から。CPUやメモリ容量、ストレージ容量や搭載台数、光学ドライブの有無などをカスタマイズして注文できる

 ここまでで触れたように、Windows Home Serverはブロードバンド接続されたLAN環境において「今より1歩進んだ」ホームサーバ機能を提供してくれる。

 では、どのように導入すればいいのか。Windows Home Serverをプリインストールしたマシンを購入するのが近道だ。中でもエプソンダイレクトの「Endeavor SV120h」(以下、SV120h)は、最も適している1台である。

 SV120hは、省スペースPCの「Endeavor ST120」が備える「Small Sound(静音)」「Small Size(コンパクト)」「Small Energy(低消費電力)」の特徴をそのまま継承した小型マシンだ。本体サイズは75(幅)×185(奥行き)×195(高さ)ミリ(縦置き時)。例えば、電話機のそばや、本棚などに置けてしまうほどである。

 常時起動しておくサーバだけに、消費電力や静音性も重要だ。SV120hが適している大きな理由はここにある。SV120hは、標準構成の通常稼働時でわずか24.6ワットとなる低消費電力で駆動する。この値は、同社のスタンダードノートPC「Endeavor NJ2150(Windows XPモデル)」の28.6ワット(標準構成の通常稼働時)より消費電力が少ない。また、待機時の動作音も約22デシベルと大変静かだ。数値としてはEndeavor NJ2150の約20.6デシベルよりわずかに大きいが、Netbookの「Na01 mini」の約23デシベルとほぼ同等というところ。超小型ボディで、管理や設定作業をLAN接続した別のPCで行えるSV120hは、それこそどこに置いてもよい。少し離れた場所にあれば、動作音はあってないようなものととらえてよいだろう。

photophotophoto 家庭用電話機ほどのスペースがあれば置けてしまう小型ボディ。縦置き設置も可能だ(写真=左、中) 省スペースPCのEndeavor ST120がベースなので、豊富なUSBポートやPS/2マウス/キーボード端子、サウンド出力、アナログRGB+HDMI出力端子なども備える(写真=右)
photophotophoto 冷却ファンを1つに集約し、内部のエアフローを工夫した設計により、待機時の動作音は“ほとんど聞こえない”約22デシベルを実現する(写真=左、中) HDDは、2.5インチドライブを2台、マザーボードの裏面に配置できる。今回は500Gバイトドライブを2台内蔵し、計1Tバイトのストレージ容量を実現している(写真=右)

 多彩なBTOメニューがあるSV120hのうち、今回はSerial ATA接続の500GバイトHDDを2台内蔵し、CPUにCeleron 900(動作クロック2.2GHz/1MバイトのL2キャッシュ)、チップセットにIntel GM45 Express、1GバイトのDDR2メモリを備えるモデルをチョイスした。有線LANは1000BASE-T(ギガビットLAN)に対応し、ネットワークチップにパフォーマンスに定評のあるIntel 82567LMが備わっている。なお、ホームサーバとしての利用においてはそれほど必要としないが、アナログRGB+HDMIと2系統のビデオ出力やPS/2キーボード・マウスポート、サウンド出力機能なども備える。必要があれば通常のPCのように利用することもでき、Windows Home Serverの再インストール時などに特別なハードウェアを用意する必要がないことも、導入後の運用におけるWindows PCベースのマシンならではのメリットだと思われる。

「SV120h」で、LAN内のPC環境をがらりと変える

photo SV120hの共有フォルダにアクセスした際の転送速度

 では、SV120hとともにLAN内のPC環境をがらりと変えてしまおう。

 まずはネットワークHDDとしてのパフォーマンスの高さを生かし、普段使うPCに接続してある外付けHDDを外し、ファイルの保存やバックアップ先をSV120hに統合してしまう。今回のLAN環境は、SV120hはもちろん、スイッチングハブやクライアントPC、LANケーブルともにギガビットLAN対応としてある。

 このときの実転送速度はどのくらいか。クライアントPCにWindows Home Server(SV120h)上の共有フォルダをネットワークドライブとしてマウントし、速度を計測してみよう。


SV120hの共有フォルダにアクセスした際の転送速度
FDBENCHで計測 連続リード 73.5Mバイト/秒
ランダムリード 67.9Mバイト/秒
連続ライト 32.1Mバイト/秒
ランダムライト 22.6Mバイト/秒
4GバイトのMPEG-2ファイル リード 57.2Mバイト/秒
ライト 39.2Mバイト/秒
約1000個のMP3ファイル入りフォルダ リード 36.9Mバイト/秒
ライト 39Mバイト/秒

 読み込み速度は、SV120hに内蔵するのが2.5インチHDDである点を考慮すると、HDDの性能をほぼいっぱいまで引き出した結果といえる。また、小さいファイルを多く含む場合も影響が少ない点は自動バックアップ時などにかなりの効果をもたらしそうだ。Windows Home Serverの提供するネットワークフォルダは、クライアントPCに仮想ドライブとしてマウントできるのはもちろん、ユーザー別にアクセスを制限することもできる。つまり、いつものPCに直接接続する外付けHDDと同様に「自分専用」ドライブとして利用することも可能だ。

 家庭での利用を想定し、複数のPCでマルチメディアファイルの再生を行う利用シーンも、まったく問題なくこなせる。LAN内にある3台のWindows PCから、それぞれ最大ビットレートが25MbpsのハイビジョンMPEG-2ファイル(HDV)と約4.6MbpsのMPEG-2ファイル、さらに最大ビットレート256kbpsのMP3ファイルを30分以上連続再生したが、どのPCでも破綻はなく、動画のシーク動作をさせてもクライアントPCで再生する場合と同じように再生できた。

 このほか、Windows Home ServerはDLNA互換のWindows Media Connectサーバ機能も備えるので、PC以外に家庭用テレビや家庭用ゲーム機で採用例が増えたDLNA対応機器でも、動画や静止画、音楽ファイルを共有できる。ちなみに、室温25度の部屋において行ったこれらテストにおいても、動作音は大きく変化せず、ボディはほんのり暖かくなった程度だ。冷却面や騒音面の不安や不満はまったく感じなかったことも付け加えておく。


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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年6月30日