リアルモバイラー御用達PC「FMV-BIBLO LOOX R」シリーズの賢い買い方

モバイルシーンで支持を集めている富士通の「FMV-BIBLO LOOX R」シリーズ。直販のBTOでは多彩なカラーバリエーションをはじめ、豊富な選択肢が用意されている。シーン別にお勧めの構成を選んでみた。

» 2009年09月30日 10時00分 公開
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高性能で選択肢が豊富なFMV-BIBLO LOOX Rシリーズだが……

「FMV-BIBLO LOOX R」

 2008年から2009年にかけて、日本では低価格なNetbookやミニノートPCが人気を集めているが、その一方で明らかになってきた問題もある。これらの製品は全体的なパフォーマンスの低さが否めず、メールやWebページの閲覧などはこなせるものの、それ以上の作業は荷が重く、使用するシーンが限定されるというものだ。つまり、メインで利用するPCがほかにあり、2台目以降のPCとして使うのであればいいのだが、常に一定以上のパフォーマンスが求められるビジネスシーンはいうまでもなく、Webでちょっとした動画を楽しむ際にもストレスがたまってしまう。この点は低価格モデルゆえの割り切りが必要となるわけだが、せっかくPCを新調するのであれば、より快適に扱えるのが好ましく、多少値が張ってでも長期間利用できるパワフルなPCが望ましい。

 その点、富士通のリアルモバイルPC「FMV-BIBLO LOOX R」シリーズであれば、低消費電力で処理能力が高いインテル® Core™ 2 Duo プロセッサー 超低電圧版のCPUと、モバイル インテル® GS45 Expressチップセットを採用することにより、小型で約1.26キロ(バッテリーパックL装着時/以下、重量はカタログ掲載モデルベース)という軽量ボディを獲得している。さらに、1280×800ドット表示に対応した12.1型ワイドの大画面液晶ディスプレイを搭載しながら、約12時間を超えるロングバッテリーライフを備えているのも心強い。

 いわば、ワンランク上の使い勝手を提供してくれるFMV-BIBLO LOOX Rシリーズなのだが、直販サイトのWEB MARTでは多彩なBTOメニューが用意されるほか、前回取り上げたモバイルWiMAXモジュールを内蔵したモバイルWiMAX内蔵モデルなど複数の選択肢があるので、PCに詳しいパワーユーザーにはうってつけだ。しかし、逆をいうとPC初心者は選択肢の豊富さに戸惑ってしまうかもしれない。そこで、今回は利用シーン別にお勧め構成のFMV-BIBLO LOOX Rシリーズを選んでみた。製品購入時の目安にしてもらえれば幸いだ。

まずは「おすすめ構成」をベースに考える

直販のWEB MARTでは豊富な選択肢が用意されている

 富士通直販のWEB MARTならではのアドバンテージとして挙げられるのが、予算や用途に応じてマシンのスペックを自由に構成できるBTOに対応していることだ。その詳細はこちらの記事(→「いつでもどこでもパワフルモバイル「FMV-BIBLO LOOX R」シリーズの魅力」)を参照してほしいが、固定されているのはDVDスーパーマルチドライブのみで、それ以外のCPUやメモリ、ストレージ、通信機能、ソフトウェアはもとより、液晶ディスプレイや天板のカラーに至るまで選択肢が用意されている。

 その量があまりに多いため、最初に訪れた際は思わず驚いてしまうほどだが、Webページには「最小構成に戻す」と「おすすめ構成」のボタンがあるので、もし混乱してしまった場合は前者を押せばいいし、まずは後者を押してそこから微調整を行うというのがスタンダードなやり方だろう。「おすすめ構成」では、「外出先でも快適操作! ビジネスに大活躍」というキャッチコピーが物語るように、ストレージやFAXモデムなど一部を除いて、ほぼ最強構成に近い選択がなされている。

 具体的には、CPUがインテル® Core™ 2 Duo プロセッサー超低電圧版 SU9600 (1.6GHz) 、メモリが4Gバイト(2Gバイト×2のデュアルチャネル構成)、ストレージが容量約320GバイトのHDD、液晶ディスプレイが12.1型ワイドのノングレア(非光沢)タイプ、そして無線LANがIEEE802.11a/b/g/n(nはドラフト2.0準拠)、バッテリーは大容量の内蔵バッテリパック(L)という仕様だ。長時間の利用が前提となるビジネス用途では、目に優しい非光沢液晶ディスプレイは重宝するし、長時間駆動できるのが望ましい。もちろん、高い性能は必要不可欠なものであり、これらの要素をうまくまとめた構成といえるだろう。

 OSはWindows Vista Business(SP1)のダウングレード権を利用したWindows XP Professional(SP3)で、今購入すれば「Windows 7優待アップグレードキャンペーン」が自動的に適用される。これは一般価格で2980円、富士通製PCのAzbyClub会員ならば1980円でWindows 7対応ドライバやBIOSなどがセットになった「富士通Windows 7導入アシスタントディスク(DVD)」と、「Windows 7アップグレードキット(DVD)」が手に入れられるというもの。つまり、「おすすめ構成」モデルを選べば、Windows 7/Vista/XPという3つのOSを利用できるようになる。それぞれのOSのインストール用メディアが付属するのもうれしいところだ。

 この最強に近い「おすすめ構成」でも価格は20万9800円となっており、さらにキャンペーンやクーポンを適用することで、16万7840円とグッと手ごろな価格で購入可能だ。原稿執筆時は20%オフのクーポンが発行中で、同時にメモリのアップグレードや送料が無料、バッテリーやACアダプタといった純正オプションのほか、天板の限定カラーのアップグレードが半額になる特典も実施されていた。これらを上手に活用すれば、思わぬ低価格で本機を手に入れることができるだろう。

店頭モデルはグロスブラックのみだが、直販限定で3色のオリジナルカラーが選択できる。左からクリムゾン、ジャパンブルー、ピンクゴールド

ストレージはSSDとHDDのどちらを選ぶのがお得?

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 上記のおすすめ構成以外で考えると、日ごろからDVD-Videoの鑑賞やWindows Media Centerを利用してエンターテインメントを満喫したいのであれば、液晶ディスプレイは光沢タイプのスーパーファイン液晶を、OSはWindows Vista Home Premium(SP1)にしたほうがベターだ。メリハリのある光沢感あふれる画面で映画を楽しめる。

 常に本機を持ち運んでどこでも仕事をこなす“サテライトオフィス”の相棒として活用したい場合は、モバイルWiMAX内蔵モデルやHIGH-SPEED対応モデルをベースにパーツをカスタマイズするといいだろう。いずれの場合も、バッテリーは大容量のバッテリパック(L)にして、保証期間を3年間に延長しておくのがお勧めだ。

 BTOで以外と盲点となるのが、ACアダプタだ。標準装備のACアダプタは重量こそ約270グラムと軽いのだが、サイズが50(幅)×115(奥行き)×29(高さ)ミリあり、持ち運ぶ際に意外とかさばる。しかし、オプションで販売されているスティック型の軽量ACアダプタは、サイズが29(幅)×132(奥行き)×29(高さ)ミリ、重量が約245グラムと携帯しやすく、カバンへの収まりもいい。「富士通純正オプション半額キャンペーン」が実施されていれば、忘れずに追加しておきたいオプションだ。

12.1型ワイドの液晶ディスプレイは、光沢タイプと非光沢タイプが選べる。解像度はともに1280×800ドットだ(写真=左)。左がスティック型の軽量ACアダプタで、右が標準装備のACアダプタ(写真=右)

 一方で、どのような用途でも悩ましいのはストレージの選択だ。一般的なビジネスシーンであれば容量が約160Gバイトあれば十分だし、動画や音楽データを持ち歩くのであれば大容量な約320GバイトのHDDを選べばいい。ただ、本機には容量が約128GバイトのSSD(Solid State Drive)という選択肢が用意されている。フラッシュメモリを採用したSSDは、HDDに比べて高速で振動や衝撃に強く、重量もわずかではあるがHDDより軽い(本機の場合は約45グラム軽量)。常に持ち運ぶ機会が多い本機には、まさにうってつけのストレージである。そこで、店頭モデルでSSDを内蔵した「FMV-BIBLO LOOX R/D70」と、約320GバイトのHDDを内蔵した「FMV-BIBLO LOOX R/D50」をテストして、その性能を比較してみた。

 店頭モデルの詳細はこちらの記事(→重量1.26キロ/12.8時間駆動のハイエンドモバイルノート──「FMV-BIBLO LOOX R」)に詳しいが、主な違いは前述のストレージに加え、CPU(SSDモデルがインテル® Core™ 2 Duo プロセッサー 超低電圧版 SU9600、HDDモデルがインテル® Core™ 2 Duo プロセッサー 超低電圧版 SU9400)とOS(SSDモデルがWindows Vista Business、HDDモデルがWindows Vista Home Premium)で、無線LANの対応規格やBluetoothの有無を除けば、4Gバイトのメモリや内蔵バッテリパック(L)などそのほかの仕様はほぼ共通だ。

底面カバーを外した状態のHDDモデル
同じく底面カバーを外した状態のSSDモデル
SSDモデルが内蔵していた約128GバイトのSSD

可能な限りSSDの搭載がお勧め

SSDモデルとHDDモデルの起動時間や終了時間などの比較

 まず、OSの起動時間や終了時間、スリープや休止状態への移行および復帰にかかる時間を比較した。結果は右のグラフの通りで、SSDモデルの圧勝だ。起動時間はSSDモデルのほうが10秒以上も速く、シャットダウンにかかる時間も短くすんでいる。

 続いて、PC USERで定番のベンチマークテストを行ったところ、搭載するグラフィックス機能が両機ともチップセット内蔵のモバイル インテル® GMA 4500MHDであるため、グラフィックス性能を計測する3DMark06やFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3では、ほぼCPUの動作クロックの違い(200MHz)がスコアに反映されていた。しかし、PCの総合性能をテストするPCMark05では、総合スコアでSSDモデルのほうが127%も高い値を記録した。CPUがインテル® Core™ 2 Duo プロセッサー 超低電圧版 SU9600(1.6GHz)と高速なこともあるが、何よりHDDのスコアが1万に迫る9726と、HDDモデルの5009に比べると実に2倍近い圧倒的なスコアをマークしているのが目を引く。高速なSSDの採用が素直に性能アップに結びついたといえる。

 ちなみに、バッテリーの駆動時間をBBench1.01(海人氏・作)で実施したところ(設定は120秒間隔でのWeb巡回と、20秒間隔でのキーストローク)、液晶ディスプレイの輝度を最高の状態ではSSDモデルが4時間47分、HDDモデルが4時間48分とほぼ同等レベルだった。

 SSDのメリットはベンチマークテストの数値という目に見える形でのほかに、HDDのように物理的な回転動作などが発生しないため、振動や衝撃によるデータ破損の危険性が劇的に減る。加えて、HDDで発生したカリカリというシーク音がなくなり、全体的なパフォーマンスが向上し、スリープや休止状態への移行や復帰が高速化する。持ち運んでちょっとした待ち時間に利用する機会が多い本機の場合は、それらが使い勝手の差としてリアルに体験できる。BTOでSSDを選択するとプラス3万円(キャンペーン非適用時)の追加費用はかかるが、SSDモデルのキビキビとした動作は非常に魅力であり、データ容量の問題がクリアできるのであれば、可能な限りSSDの搭載をお勧めしたいところだ。

PCMark05のテスト結果
3DMark06のテスト結果
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のテスト結果

買い時を迎えたパワフルなモバイルPC「LOOX R」シリーズ

 以上、駆け足でFMV-BIBLO LOOX RシリーズのBTOメニューを見てきたが、どのような構成を選んでも、高性能と携帯性という相反する要素を、妥協することなくまとめあげた本機の魅力がそがれることはない。ボディ天面と底面にマグネシウム合金を採用し、液晶ディスプレイ天面部は約200キロfの全面加圧試験、約35キロfの一点加圧試験をクリアした優れた堅牢性、最長で約12.8時間のバッテリー稼働時間といったモバイル用途でかかせないポイントをしっかりと押さえている。

 次期OSのWindows 7が10月に登場する予定だが、前述のWindows 7優待アップグレードキャンペーンが適用されるので、低価格でOSのアップグレードが行える。何より、本機が備えるパフォーマンスがあれば、体感速度はVistaのときよりも快適になるはずだ。直販モデルで随時開催されているお得なクーポンを適用すれば、最小構成価格で12万円台から購入が可能(9月14日現在)と、冒頭で述べた低価格ミニノートPCに迫るコストパフォーマンスを獲得しているのも見逃せない。

 Windows 7の発売に合わせてPCの買い換え/買い増しを予定している人も多いだろうが、本機のようにモデルチェンジを重ねて成熟したモデルは、思い立ったときが買い時だ。直販価格が大きく下がり、BTOによっては3つのWindowsが手に入れられたりと、高性能なCPUに大画面の液晶ディスプレイ、ロングバッテリーライフなど、メインPCとしても活躍できるポテンシャルを備えた本機の買い時は、まさに今といえるのではないだろうか。

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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年10月31日