レノボ・ジャパン、ThinkPad 「X61s」「T61p」「R61」「R61e」発表
レノボ・ジャパンはThinkPadの新製品「X61s」「T61p」「R61」「R61e」を発表した。2007年5月に発表された“Santa Rosa”ThinkPadの追加モデルとなる。
今回発表されたのは「ThinkPad X61s」「ThinkPad T61p」「ThinkPad R61」「ThinkPad R61e」の4シリーズ。それぞれ、搭載するCPUやチップセット、GPUによって異なるモデルが用意される。
ThinkPad T61pはすでに発表されている「ThinkPad T61」のパワーアップ版。「64595BJ」の1モデルが用意され、搭載するCPUはCore 2 Duo T7700、チップセットはIntel PM965 Expressを載せ、グラフィックス機能は外付けのGPUを利用する。15.4インチワイド液晶ディスプレイを採用し最大解像度は1920×1200ドット。HDD容量は160Gバイト、メモリ容量は1024Mバイト。無線LANモジュールとしてIntel Wireless WiFi Link 4965AGNを組み込む。導入されるOSはWindows Vista Ultimateだ。価格は41万7900円。
ThinkPad X61sは「7668A11」「76687BJ」の2モデルが登場する。「7668A11」の価格は19万4250円で「76687BJ」の価格は18万9000円。両者の違いはメモリ容量のみで7668A11は512Mバイト×2、76687BJは512Mバイト。導入されるOSはともにWindows Vista Business。主要な仕様は両者同じで、CPUはCore 2 Duo T7300、チップセットはIntel GM965 Expressを採用する。12.1インチ液晶ディスプレイを搭載して最大解像度は1024×768ドット。HDD容量は80Gバイト。無線LANモジュールとしてIntel Wireless WiFi Link 4965AGNを組み込む。
TinkPad R61は「8932A15」「8932A16」の2モデルが登場する。価格は8932A15が16万6950円で8932A16が15万3300円。両者の仕様で異なるのは内蔵する光学ドライブで、8932A15はDVDマルチドライブを、8932A16はコンボドライブをそれぞれ搭載する。CPUはCore 2 Duo T7100、チップセットはIntel GM965 Express、15.4インチワイド液晶ディスプレイを搭載して最大解像度は1680×1050ドット。メモリ容量は512MバイトでHDD容量は80Gバイト。無線LANモジュールとしてIntel Wireless WiFi Link 3945ABGを組み込む。導入されるOSはWindows XP Professional。
ThinkPad R61eは「76505UJ」(価格10万3950円)、「76505VJ」(価格10万5000円)、「765063J」(価格12万3900円)、「76505MJ」(価格10万5000円)、「76505QJ」(価格12万3900円)の5モデルが用意される。5モデルで共通する仕様は、CPUのCeleron M 540、チップセットのIntel GL960、最大解像度1280×800ドットの15.4インチワイド液晶ディスプレイ、HDD容量80Gバイト、メモリ容量512Mバイト。5つのモデルは導入されるOS(Windows XP Professional、Windows Vista Business)、Microsoft Office Personal 2007の有無、内蔵する光学ドライブの種類が異なっている。5モデルとも無線LANモジュールは組み込まれていない。
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