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CESで「Menlowマシン」をプチプチしました──東芝編:2008 International CES
2007年のCESで「OQOをプチプチ」していたPC USERの記者が、2008年のCESでは「Menlow」マシンで喜んでいるらしい。
インテルブースの主役は、基調講演で“紹介”だけにとどまった超小型PC向けプラットフォーム「Menlow」だった。それこそ、2008 International CESに合わせて発表された45ナノメートルプロセスルールを導入した「モバイルPenryn」による「SantaRosa Refresh」採用ノートPCを押しのけるほどの“人気”だ。
インテルのブースには、Menlowを搭載した実働サンプルが多数展示され、実際に手にしてその大きさや重さ、処理速度を体感できるようになっていた。ほとんどのサンプルで重さやバッテリー駆動時間、出荷時期や価格などの詳細な情報は「口止め」されていたが、ここでは、製品の外観や実装しているインタフェース、デバイスマネージャーで確認できた内部の構成などを紹介する。
2008 International CESの展示会場で多数登場していたMenlowマシンのなかでも、最も注目され、また、その内容が最も明らかになっているのが、Intelの基調講演でポール・オッテリーニ氏が手にしていた東芝のサンプルだ。Intelのブースと東芝のブースで展示されており、どちらも実際に操作することができただけでなく、東芝のブースでは分解したパーツも見ることができた。
東芝のMenlowマシンはディスプレイのタッチパネル、もしくはディスプレイの下に設けられたタッチパッドとクリックボタンで操作を行うほか、筐体を傾けるとその方向に画面がスクロールする「eMotion Feel」という技術が導入されている
タッチパネルを実装しているので、ディスプレイに表示したソフトウェアキーボードやユーザーがカスタマイズできるメニューパッドなどが利用できるほか、ディスプレイ右下には画面の拡大縮小ボタン(タッチ式)も用意される
東芝Menlowサンプルのシステムプロパティとデバイスマネージャー。CPUの動作クロックは1.60GHz、ディスプレイの解像度は1024×600ドット。ディスプレイアダプタ(チップセット統合のGPU)には「Intel Ultra Mobile Media」、ストレージコントローラには「811A」、といった仕様が確認できた
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