米国土産は「すっきり英字キーボードEee PC」……のハズだった:“祝!Eee PC日本出荷開始”便乗企画(2/2 ページ)
何かと評判のEee PC。な、なんと、米国でも大人気というではないか。そんな人気のノートPCを「見知らぬ土地で直接お店に買いに行く」というお話。
えええぃ、こうなったら、運転手を信用して、住所を伝えて送ってもらおう、あ、住所をメモっておくのを忘れていたー。
「あー、えー、あなたは、Best Buyを知っていますか?」
「あ、Best Buyに行きたいのね。おっけー、おっけー」
かくして、「それまでの、段取りはなんだったの」と思うほどに、タクシーはBest Buyに向かってくれた。ほどなくして、見覚えのある2つの看板が見えてきたっ!
……通り過ぎちゃった。で、でも、ショッピングモールの敷地面積がベラボーに広い米国のことだから、キット別な場所に車の入口があるんだよ、と思いつつ数分、ついに、“英語に堪能な競合他誌取材陣”が口を開いた。
「あ、あの、さっきBest Buyを通り過ぎたようなんだけれど、あれは、違うBest Buyなのかな?」
「え、あ、そうだった? ごめんごめん」
タクシーは次の信号でUターンした……。なんだかんだで、ようやくBest Buyにたどり着くことができた。もうこれだけで満腹です。Eee PCのことは結論をいってしまおう。ラスベガスのBest BuyにEee PCは「なかった」。いや、在庫としては抱えているようだが「オンラインでしか売らないよ」と一言ですべては終わった。あ、いや、終わらせるわけにはいかない。
「お土産はどうする?」
並んでいるゲームタイトルも多いけど、それ以上に、ゲームの種類がぜんぜん異なる。日本では、「カジュアル」「RPG」「サブカル風味」が優勢であるのに対して、米国では、リアルな「スポーツ」「レース」、そして「FPS」も多い。そのなかでも、圧倒的な面積を確保していたのが日本未発売の定番FPS「SOCOM: U.S. Navy SEALs」シリーズ最新作「SOCOM: U.S. Navy SEALs Tactical Strike」だ。日本でも並行輸入ショップで入手できるが、いや、こりゃまた、安い!
FPS系タイトルの充実ぶりには目をみはるばかり。SOCOM最新タイトルを買うか、SWAT(ただし、これFPSというよりは、SWAT2のようなRTSに近い)にするか。おお、これは、日本未発表の「Transformers: The Game」じゃないですか(激ムズなどなど、ゲームレビューの評価は厳しいようですが)
さーて、どれにしようか。SOCOMかSWATかレースゲームかアメフトか。あらら、これは、SOCOMの1作目「Socom: U.S. Navy Seals Fireteam Bravo」と2作目「Socom: U.S. Navy Seals Fireteam Bravo 2」のボーナスパッケージじゃない。両方買っても新作のTactical Strike1本と値段が同じなのね……というわけで、記者は「レビュアーの評価より、日本でウケがよさそうな」Transformersと、「最新作1本より(旧作でも)2本あるほうがお土産としての体裁はいい」Fireteam Bravo、Fireteam Bravo 2(いや、レビューの評価は、旧作のほうがむしろいいのですよ)を手にしてレジに向かったのであった(後日談:帰国したその記者は、自分のPSPを購入してお土産だったはずのSOCOMにのめりこんでいると聞く)。
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