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インテルブースに集合した「X58」マザーボードCOMPUTEX TAIPEI 2008

新世代チップセットの「Intel 4」シリーズが登場して盛り上がるインテルブース。しかし、早くも時代は「Intel 5」に進み始めている。

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 COMPUTEX TAIPEI 2008で自ら行ったローンチイベントだけでなく、マザーボードベンダーのイベントにも登場してまでインテルが猛烈にアピールする新世代チップセット「Intel 4」シリーズだが、その搭載マザーボードの展示も各マザーボードベンダーのメイン展示となっている。

 南港展覧館にPCパーツベンダーと軒の並べて設けられたインテルのブースでも、膨大な数のIntel 4シリーズ搭載マザーボードが展示されている。そのラインアップは、発表と同時に出荷が始まっているIntel P45 Expressだけでなく、出荷が遅れるとアナウンスが出た「Intel G45 Express」搭載マザー、そして、それぞれのエントリーモデルとなる「Intel P43 Express」「Intel G43 Express」搭載マザー、すでに発表済みのハイエンドモデル「Intel X48 Express」搭載マザーがずらりと並び、インテルブースの壁を埋め尽くすほどになっている。

 しかし、華やかな展示の片隅に、とくに説明もなく、さらには搭載チップセットのアイコンすら示されていないマザーボードで並ぶエリアがある。CPUソケットの形状もほかのLGA775とは違って、なにやらごつい。

 これらは、すべて2008年後半に登場するといわれているCPU「Nehalem」(開発コード名)に対応するインテルの次世代ハイエンドチップセットが搭載されているマザーボードだ。インテル純正からASUS、MSI、Foxconnといったメジャーベンダーから、Mitacといったなじみのないベンダーまで、その数は少なくない。

 これらマザーボードは、3本1組と思われるカラーリングが施されたメモリスロットを(ほとんどは6基)搭載するほか、グラフィックスカード用と思われるPCI Expressスロットを2本から3本、多いモデルでは4本備えている。メモリはDDR3に対応しているらしく、一部のマザーボードには、「DDR3 1900 OC」という刻印も確認できた。

 ここでは、Intel X58 Expressを搭載するマザーボードを画像を中心に紹介したい。

Mitacの「XE10TX」はメモリスロットを6本、PCI Express x16スロットを2本搭載するほか、USB接続のIntel Turbo Memoryスロットを基板に用意する
インテル純正の「DX58SO」は、メモリスロットを3+1基と色分けした4基用意しているのが特徴だ。PCI Express x16用スロットは2本ある

GIGABYTEの「GA-36S-Extreme」はIntel P45 Express搭載マザーの「GA-EP45-Extreme」と同じようにグラフィックスカード用のPCI Expressスロットを3本持つが、DDR3対応メモリを6基搭載するあたりにNehalem対応マザーの特徴を見ることができる
Foxconnの「Renaissance」も、Intel X48 Express搭載マザー「Quantum Force BLACKOPS」に近いレイアウトだ。グラフィックスカード用PCI Expressスロットを4本、DDR3メモリスロットを6基搭載する

MSIのIntel X58 Express搭載マザーは基板に「MSI X58」とあるが、展示プレートにはチップセット(ノースブリッジ)の開発コード名を採った「Tylersburg Diamond」とあった。ほかのマザーボードではヒートシンクに隠されているノースブリッジの姿に注目
ASUSの「T6T-VC1」は、ほかのベンダーがオーバークロッカーを意識したラインアップにIntel X58 Expressを搭載しているのに対して、比較的オーソドックスなマザーにまとまっている。

abitのIntel X58 Expressマザー「IX58-MAX」も展示されていた。基板にパワーボタンやリセットボタンを用意し、POSTコードインジケータを搭載するなど、オーバークロッカーを意識した機能が盛り込まれている
IX58-MAXに搭載された「LGA1366」と思われるピン配列を見る

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