外出先でもBDが楽しめる2スピンドルモバイル――「VAIO type S」:2008年PC秋冬モデル
13.3型ワイド液晶を搭載したモバイルPC「VAIO type S」に約15万円の下位モデルが登場。直販専用モデルのCTOメニューにはBlu-ray Discドライブも用意された。
ソニーが9月30日に発表した「VAIO type S」の店頭向けモデルは2機種3モデル。上位の「VGN-SR70B/S」は、夏モデルからの継続販売となるが、下位モデルとして「VGN-SR51B/S」と「VGN-SR51B/P」が追加された。実売価格はともに約15万円で10月4日より発売される。
VAIO type Sは、13.3型ワイド液晶ディスプレイ(1280×800ドット表示)を搭載した2スピンドルノートPC。2008年夏モデルでは、MontevinaことIntel PM45 Expressチップセットベースのプラットフォームを採用する一方、新シリーズ「VAIO type Z」の登場にあわせて、ラインアップをVGN-SR70B/Sの1モデルに縮小していた。
今回追加されたVGN-SR51B/S(スターシルバー)とVGN-SR51B/P(サクラピンク)は、CPUにCeleron 575(2GHz)を採用した低価格モデルで、ATI Mobility Radeon HD3470を搭載するVGN-SR70B/Sとは異なり、チップセット内蔵(GMA 4500M HD)のグラフィックス機能を利用する仕様だ。また、無線LAN機能もIEEE802.11b/g/n対応のモジュールが実装される(VGN-SR70B/Sはa/b/g/n対応)。そのほかの基本スペックはVGN-SR70B/Sとほぼ同じで、メモリ容量が2Gバイト、HDD容量が160Gバイト、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ(2層対応)となっている。なお、サクラピンクの筐体色を採用したVGN-SR51B/Pが店頭向けに登場したことで、サクラピンクカラーのキャリングケース「VGP-CKSR2」(実売7000円前後)やBluetoothレーザーマウス「VGN-BMS33/P」(実売7000円前後)も店頭での取り扱いが開始される。
一方、スペックをカスタマイズできるVAIOオーナーメードのCTOメニューには、Blu-ray Discドライブをはじめ、ATI Mobility Radeon HD3470+HDMI端子や320GバイトHDD(7200rpm)などが新たに加わったほか、カラーバリエーションとしてブリリアントシルバーとスパークリングピンクの2色が追加されている。最小構成価格は12万4800円で、こちらも10月4日より販売される予定だ。
VAIO type S店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
VAIO type S | VGN-SR70B/S | 2スピンドル | 継続 | Core 2 Duo P8400(2.26GHz) | 2048MB | 160GB | Home Premium(SP1) | 19万円前後 |
VGN-SR51B/S | 2スピンドル | 追加 | Celeron 575(2.0GHz) | 2048MB | 160GB | Home Premium(SP1) | 15万円前後 | |
VGN-SR51B/P | 2スピンドル | 追加 | Celeron 575(2.0GHz) | 2048MB | 160GB | Home Premium(SP1) | 15万円前後 | |
VAIO type S店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VAIO type S | VGN-SR70B/S | 13.3型ワイド | 1280×800 | Intel PM45 | DVDスーパーマルチ | Mobility Radeon HD 3470 | − | 約1.92キロ |
VGN-SR51B/S | 13.3型ワイド | 1280×800 | Intel GM45 | DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約1.92キロ | |
VGN-SR51B/P | 13.3型ワイド | 1280×800 | Intel GM45 | DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約1.92キロ |
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