プライスダウンでお得になった低価格ミニノートPC「Inspiron Mini 9」をむいてみた ：直販モデルが大幅値下げ（2/2 ページ）

デルのAtom搭載低価格PC第1弾「Inspiron Mini 9」。OSも選べるミニノートPCの内部に迫る。

[田中宏昌（撮影：矢野渉），ITmedia]

シンプルな作りのマザーボード

　マザーボードを取り出すには、底面やキーボード直下にあるネジを20本以上外さなければならないが、構造は至ってシンプルだ。ファンレス設計は静音性だけでなく、冷却ファンを省くことで故障率の低下にも貢献している。激戦が続くNetbook／低価格ミニノートPC市場だが、ファンレスという価値はライバルモデルにない本機だけのアドバンテージだ。

注意

製品を分解／改造すると、メーカー保証は受けられなくなります。内部で使用されている部品などは編集部が使用した製品のものであり、すべての個体にあてはまるものではありません。

マザーボードの表面に、Atom N270（1.6GHz）のCPUやIntel 945GSE Expressチップセット、SDメモリーカード／メモリースティックPRO／MMC対応メモリカードスロットといった主要パーツが集まっている（写真＝左）。裏面はメモリスロットや3基のMini PCI Expressスロットが並ぶ（写真＝右）

動作クロックが1.6GHz、2次キャッシュが512Kバイト、FSB 533MHzで動作するAtom N270（写真＝左）と、Intel Q82945GSEと刻印されたノースブリッジ（写真＝中央）。キーボードユニットとカバーを外したところ（写真＝右）