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オトコなら、4.25TバイトHDD+12Gバイトメモリの“最強”構成で──「HP Pavilion Desktop PC m9690jp/CT」8万円台から選べる「Core i7」PC(4/4 ページ)

日本HPのデスクトップPC「HP Pavilion Desktop PC」に、ハイエンドCPUの「Core i7」搭載モデルが登場。最小構成で8万円台後半から選べるという「m9690jp/CT」のパフォーマンスはどうか、購入ポイントはどこにあるかを検証する。

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「Core i7」搭載機ならではの高性能を発揮

 今回はCPUがCore i7-940、メモリが6Gバイト(2Gバイト×3)、グラフィックスカードがRADEON HD 4850搭載カード、HDDが2Tバイト(1Tバイト×2 RAID 0)、光学ドライブにBD-ROMドライブ、OSは64ビット版Windows Vista Premium(SP1)という構成の評価機でベンチマークテストを測定した。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 やはり、いずれも最上位機にふさわしい優秀なスコアだ。Windows Vista標準のエクスペリエンスインデックスはオール5.9の最高点をマーク。ほかの定番テストもPCMark05 1.2.0で「11018」、3DMark06 1.1.0で「13079」など、いずれも申し分のない高いスコアだ。オフィスアプリケーションやクリエイティブアプリケーション、そして3Dゲームなど、どんな用途でも快適に操作できる実力を備えている。

 今回はMAXONの3DCGソフト「CINEMA 4D」をベースにした「CINEBENCH R10」のレンダリングテストも実施した。16Wayまでのマルチスレッドに対応しており、32ビット/64ビット両方のネイティブバイナリが用意されている。このテストでも実に優秀で、64ビットでは、32ビットよりも23.5%も高速だった。

 騒音レベルもなかなか優秀で、かなり静かだ。環境騒音33デシベルの環境においてボディの正面から20センチの距離から測定した騒音レベルは、アイドル時で41デシベル前後、ベンチマークテスト実行中は負荷に応じて41〜44デシベルの間で変化した。エンコードなど、4つのコアに負荷がかかるシーンではさすがにやや数値が高くなるが、実利用においてはほとんど目立たないと思われる。

高解像度写真やハイビジョンムービーなど、「重い」作業の加工・編集・保存に最適

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 m9690jp/CTは、非常にパワフルな基本性能に加えて、最大4.25Tバイトも搭載できる大容量のストレージとともにバックアップ機能もきちんと備え、デスクトップPCならではの魅力が詰まった1台に仕上がっている。ビジネスからホーム、ホビー、ゲーム用途はもちろん、デジタル一眼レフで撮影したRAWデータの取り扱いやデジタルビデオカメラで撮影したハイビジョンムービーの編集のような、“かなり重い”作業も快適にこなせることだろう。

 ちなみにm9690jp/CTの最小構成価格は、8万9880円(Core i7-920、メモリ3Gバイト、GeForce 9600 GS、HDD 320Gバイト、DVDスーパーマルチ、Windows Vista Home Premium SP1/64ビット、HPガイドブックなし)である。HPのPCはBTOカスタマイズパーツが安価である点もポイントで、例えばCPU以外のパーツを今回の評価機と同等の構成にアップグレードしても12万3480円ほどであり、やはりコストパフォーマンスは相当高い。大容量ストレージや大容量メモリとともに、「これ1台で済む」PCを安価に探している人にとっては要注目の存在といえるだろう。

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