Windows正規ライセンス付き中古PCの呼称、「ReBornPC」に──RITEAが推進
中古情報機器協会会員の中古PC取扱事業者8社は、マイクロソフトのMARプログラムを適用した中古PCの呼称を「ReBornPC」に統一。27日から発売する。
中古情報機器協会(RITEA)会員の中古情報機器取扱事業者8社は4月27日、マイクロソフトが提供する中古PC向けWindows XPの正規ライセンス「Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)プログラム」を適用し、販売する中古PCの呼称を「ReBornPC」に統一すると発表した。
ReBornPCは、
- マイクロソフトから提供される正式版のWindows XP Home Editon(SP3)か同Professional(SP3)が、再生工事・作業が終了した中古PCにインストールしてあること
- 新品発売時のPCに貼り付けられる正規Certiticate of Autority(COA)ラベルと並び、MARプログラムを通じて出荷された中古PCであることを示すCOAラベルも貼り付けてあること
- Windows再インストール用のバックアップメディアが添付すること
を基本仕様とし、MARプログラムを適用した正規Windows XPインストール済み中古PCであることを外観から容易に判別できるラベルが貼付される。
取扱事業者は、RITEAが定める「RITEA認定中古情報機器取扱事業者」(2007年2月開始)の資格制度を有するアンカーネットワークサービス、インバースネット、川上キカイ、ソフマップ、デジタルリユース、東電環境エンジニアリング、パシフィックネット、ブロードリンクの8社。現在、中古PCの販売台数は増加傾向にあるが、(個人情報漏えいや拡散を防ぐための)HDDなどのデータ消去作業の徹底が進んだことなどから、OSのインストールなしとする中古販売形態が増えている。データ消去の徹底実施は望ましいものの、OSインストールなしとする中古PCは“購入者がOSを新たに購入してインストール作業を行う”ことが必要になることから、中古情報機器市場の拡大を阻害する以外に、不正コピー使用の撲滅推進も困難になるとする。中古PCにも正規版のWindows XPをインストール済みとするReBornPCにより、購入者層の拡大とともに中古PC市場の活性化にもつながるとしている。
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関連リンク
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