レビュー
写真と動画で見る「インテル クラスメイトPC」
インテルと内田洋行が協力して推進する「児童1人に1台のPC」プロジェクトの実証実験に、インテル開発の「クラスメイトPC」が用いられる。この“実際に小学生が使用する”PCはどのような仕様だろうか。
“児童1人に1台のPC”プロジェクト用として新たに採用された「インテル クラスメイトPC」は、インテルが教育用途にリファレンス機として開発したもの。日本向け一般販売の予定は未定とするが、先行販売する米国での価格は500USドル前後となる。
主な仕様はAtom N720(1.6GHz)、1Gバイトのメインメモリ、16GバイトのSSD(Sandisk製)、1024×600ドット表示に対応する8.9型ディスプレイを搭載し、OSにWindows XP Home Editionを採用するなど、一般的なNetbookの仕様に似た構成だ。ペン操作に対応する感応式タッチパネルや回転2軸ヒンジによるディスプレイ回転機構、傾きセンサー、机上からの落下を想定した耐衝撃性、耐水キーボード、キャリーハンドル、Webカメラ(130万画素)など、児童が学習に使用するシーンを想定した機能を別途備える。
重量は約1.2キロ、7.2ボルト/32.56ワットアワーのバッテリーで約4時間駆動するという。
たたずまいは一般的なNetbook風で、仕様も近い。ほぼすべてペン入力で操作できるよう学習ソフトは工夫されるが、キーボードやトラックパッドもきちんと備える(左) 重量は約1.2キロ。このサイズのPCとしては特に軽量でもないが、机上からの落下を想定した耐衝撃性も備え、つくりはしっかりしている(中) エンピツと同じ長さのスタイラスペンが付属する。本体の前面に収納スペースもある(右)
タブレットPCのように自由なスタイルで利用できる。傾きセンサーを備え、構える向きに応じて画面も回転する(左) やや柔らかい樹脂素材によるキャリーハンドルを備える(中) レンズが180度回転するWebカメラも搭載する。授業において、Webカメラを必要とする声が予想外に大きかったという(右)
本体左側面はLAN、USB 2.0、排熱口、ヘッドフォン/マイク、スタイラスペン収納ポート、本体右側面はアナログVGA端子、USB 2.0、メモリカードスロット、スライドレバー式の電源スイッチが備わる
本体裏面を見る。上部のキャリーハンドルとともに、子ども向けとしてのデザイン性や対衝撃性の確保により全体的に丸みを帯びた形状となっている(左) バッテリーは7.4ボルト/4400ミリアンペアアワーで、約4時間駆動する。中央に回転ヒンジをよけるくぼみがある(中、右)
インテルが教育用途に開発した「クラスメイトPC」 (表示されない場合はこちらから) |
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