NehalemがノートPCでも使えるぞ──“Clarksfield”Core i7発表
インテルは、9月24日にNehalemコアを採用したノートPC向けCPU「Core i7モバイル・プロセッサー」「Core i7モバイル・プロセッサー エクストリーム・エディション」を発表した。
今回発表された、「Core i7 モバイル・プロセッサー」(以下 Core i7M)は、「Core i7-820QM」「Core i7-720QM」の2モデル。また、「Core i7 モバイル・プロセッサー エクストリーム・エディション」(以下 Core i7M EX)は「Core i7-920XM」の1モデルだ。また、Core i7M、Core i7M EXに対応する「Intel PM55 Express」チップセットも発表された。
Core i7Mシリーズは、2008年11月にデスクトップPC向けにリリースされたNehalemコアを採用するノートPC向けCPUで、これまで「Clarksfield」(開発コード名)と呼ばれていた。
Core i7MとCore i7M EXを搭載するノートPCでは、ハイパー・スレディング・テクノロジー、Intel Turbo Boost Technologyなど、Nehalemで導入された機能をノートPCでも利用できる。メモリコントローラはCPUに統合され、DDR3-1333に対応するメモリバスを2チャネルサポート。また、1基のPCI Express x16スロット、もしくは 2基のPCI Express x8スロットの接続も可能だ。
Core i7M EXでは、インテル エクストリーム・メモリー・プロファイルに対応するほか、インテル エクストリーム・チューニング・ユーティリティでオーバークロック設定が行える。
Core i7M、ならびにCore i7M EXの主要なスペックと価格は以下のとおりだ。
プロセッサー・ナンバ | 動作クロック | キャッシュメモリ | TDP | 対応メモリ | Intel Turbo Boost | HT対応 | コア数 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Core i7-920XM | 2.0GHz | 8Mバイト | 55ワット | DDR3-1333/1066 | 最大3.2GHz | ○ | 4コア | 10万2320円 |
Core i7-820QM | 1.73GHz | 8Mバイト | 45ワット | DDR3-1333/1066 | 最大3.06GHz | ○ | 4コア | 5万3010円 |
Core i7-720QM | 1.6GHz | 6Mバイト | 45ワット | DDR3-1333/1066 | 最大2.8GHz | ○ | 4コア | 3万5340円 |
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