レビュー
ギガバイトのCULVノートがBooktopで──2010年に登場する「M1305」を2009年に眺める(3/3 ページ)
ユニークな“合体”アイデアで注目の“Booktop”に新作が登場する。今回も、インタフェースだけでなく「GPU」を追加するドッキングステーションに注目だ。
CULVノート単体でも十分勝負できるM1305
M1305は、CPUやHDDの容量でいくつかのモデルが用意されるようだが、その詳細は今のところ明らかでない。ギガバイトの資料の一部では、ドッキングステーションもオプション扱いになっているものもある。日本市場向けのモデルがどのような構成なるかも現時点では分からないが、関係者によると、Core 2 Duo SU9400を搭載して、HDD容量が500Gバイト、ドッキングステーションが標準で付属する場合、実売価格は15万円前後になるという。
M1022でも感じたノートPCとしての使いやすさはM1305でも同様だ。重さが1.79キロとやや重く、ボディも29.3ミリとさほど薄くないが、本体を持つとあまり重さを感じることなく、フラットな形状のおかげでスペックの値以上に薄く感じる。バッグにいれても収まりがいい。低価格のCULV版CPUを搭載してドッキングステーションなしのモデルで、どこまで価格が下げられるか気になるところでもある。
今回評価したT1305の構成をデバイスマネージャーで見る。ドッキングステーションを接続していると、ディスプレイアダプタにチップセット統合のグラフィックスコアとドッキングステーションのGeForce GT 220が併記される
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