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マウスコンピューターの「親子パソコン組み立て教室」に参加した動け、動け、動いてよー(2/2 ページ)

夏休み中の小学6年生を集めた「親子パソコン組み立て教室」が長野県飯山市で実施された。主催するマウスコンピューターにとっては初の試みだ。

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さあ起動するのかな? 「スイッチオン」

 品質検査から戻ってきたPCが児童の前に並べられ、緊張の一瞬が訪れる。いよいよ電源の投入だ。校長先生の「スイッチオン」のかけ声とともに、いっせいに電源ボタンが押され、次々とBIOS画面が表示されていく。電源ボタンの押し込みが甘く、なかなか画面が表示されずにあわてる子どももいたが、最終的にはすべて問題なく起動し「無事成功」となった。その後、10台中10台とも品質試験をパスしたというクオリティチェックの結果が校長先生から伝えられ、自然と拍手が起こった。

組み上げた自作ノートPCに電源を投入する緊張の一瞬。動け、動け、動け……(写真=左)。「やったよお母さん」「う、動いたわ」(写真=中央)。会場に拍手が沸き起こる(写真=右)

 参加した子どもたちにPCの用途を聞いたところ、そのほとんどが第一声に「インターネット」を挙げていたのが印象的だ。1998年生まれの彼らにとって、やりたいことの起点にはまずインターネットがあるのだろう。「部品を中にはめていくのが楽しかった。小さなネジをしめるのは難しかったかな……」と興奮気味に話す子どもは、組み立てたPCを腕に抱え込み、「これぼくのだから、絶対貸さないからね!」と何度も親に念を押していた。笑顔の子どもたちに目を細める保護者の面々も、「パソコンを自分で組む趣味はありませんが、初めてその中身を見て興味がわきましたね。わりと簡単そうでしたし、今回は見ているだけだったので、自分もやってみようかな」と満足そうな様子だった。

 今回の好評を受け、飯山市商工観光課の佐藤課長は「(組み立て教室は)すごくいいことだと思います。最新のパソコンを10台、それにスタッフの方々の時間もあわせて考えると、マウスコンピューターさんに(コスト面で)軽々しくお願いはしづらいですが、是非毎年実施していただきたいです」と語り、マウスコンピューターの小松社長も「定期的にやりたいですね、来年の夏休みもやると思います」と、子どもたちの笑顔に手応えを感じていたようだ。


 なお、親子パソコン組み立て教室が開催された翌日と翌々日の週末には、飯山工場内の敷地にPCやディスプレイなどを並べた「訳ありセール」も実施されている。「訳あり」と言っても、型落ちのキャリー品や、外箱のキズや汚れなどから不良在庫扱いになったものばかりで(当然本体に異常はない、新品同様のもの)、最大81%オフの魅力的な特価品が会場に所狭しと積まれていた。来場者数は両日合わせて1000人を超える盛況ぶりで、開店前から人が並びはじめ、一時は30メートルほどの行列もできるほどだったという。セールに訪れた近隣住民は、「近くに量販店がなく、実物を見て購入できる機会がなかったため足を運んだ」「飯山市にある工場で直接行うという地域密着イベントとして魅力的。是非継続してほしい」などと語っており、マウスコンピューターが企画した地域密着型のイベントを歓迎している様子だった。

開店前から行列も(写真=左)。特価品を手に会場を行き交う人たち。大盛況だ(写真=中央)。会場にはNVIDIA 3D Vision対応PCも展示され、注目を集めていた(写真=右)

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