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東プレ「Realforce」のG-Tune専用キーボードに酔う1日7円の至福(2/2 ページ)

高品質なキーボードの代名詞「Realforce」にゲーミングモデルが登場した。東プレとマウスコンピューターのコラボモデル「G-Tune MASTERPIECE Realforce108B-MP」を試す。

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Windowsキー無効ストッパーや別色キーなどのオマケ要素も豊富

 Realforce108B-MPには、ほかのRealforceシリーズには見られないオマケ的な要素もある。キーボード全体は黒で統一されているが、内部の底板は赤でデザインされており、キーを押下すると黒いイメージの中に赤がチラっと見え隠れするようになっている。

 また、左右のWindowsキーをロックできるストッパーも付属している。全画面表示のMMORPGなどでは、Windowsキーを間違って押してしまうとゲームがタスクバーに最小化されてしまったり、場合によってはそのままゲームが落ちてしまうようなケースもある。これを回避ために、Windowsキーを無効にしてくれるツールを使う方法もあるが、それがチート行為と見なされてアカウントを停止されてしまうという例もある。こんなときは物理的にWindowsキーを無効にしてしまえば問題はないわけで、Realforce108B-MPにはそのためのストッパーが付属している。

 さらに、FPSゲームで多用するキー「左SHIFT」「左CTRL」「W」「A]「S」「D」の各キーは、交換用の真っ赤なキートップが付属する。キートップ交換用の工具が付属しているので簡単に交換できるようになっている。この工具を利用すれば、汚れが溜まりやすく、かつ内部の掃除がしにくいキーボード内部のメンテナンスも楽に行える。

 上記の部分はあくまでもオマケ程度の機能だが、ストッパーや交換用の赤いキートップは、別のRealforceシリーズでは得られない、ゲーム専用のRealforce108B-MPだけに用意された付加価値でもある。特に黒に赤いアクセントをあしらったユニークなデザインにひかれるなら、Realforce108B-MPを決め打ちで購入する動機になるだろう。


 実はこの原稿もRealforce108B-MPを使って書いているが、入力開始時から数時間経過した後、さらに数日間108B-MPを試用した後と、段階的に108B-MPのよさが体に染み込んで来るような感覚があった。1週間以上利用した今では、以前のキーボードに戻したくはないと感じるほどだ。

 Realforce108B-MPは、使い込めば使い込むほど手放せなくなる魅力を持っている。一度この打鍵感を経験してしまうと、もはやそれを知らなかったころには戻れないとさえ思う。これまでキーボードに気をつかってこなかったユーザーにとっては、約2万5000円という価格がハードルになりそうだが、仮にRealforce108B-MPの寿命を10年と見積もった場合、年額ではわずか2500円という計算になる。1カ月なら208円、1日なら7円だ。たったそれだけの投資で、ほぼ毎日触っているキーボードが見違えるほど快適になると考えれば十分に納得できるだろう。一度Realforceとじっくり付き合ってみることを是非おすすめしたい。

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