MSIの“Marshal”で“GD80”なマザーボードに接近する:2011 International CES(2/2 ページ)
2011 CESの開幕前前日。いち早くプレスカンファレンスを行ったASUSと同じ日の夜に、MSIも米国ラスベガスにて未発表製品を紹介するイベントを行った。
“GD80”はIntel P67 Express搭載マザーボードだった
当初、Intel 6シリーズチップセットを搭載したマザーボードの“GD”シリーズとして紹介されたのは、P67A-GD65が最上位モデルだった。GDシリーズのラインアップには従来“GD80”まで存在するため、自作PCユーザーの中には、「インテルのハイエンドラインアップで次世代CPUに対応したチップセットを搭載するマザーボードのために、とってあるのではないか」という観測も流れていた。
しかし、米国のプレスカンファレンスで登場したのは、Intel P67 Expressチップセットを搭載した「P67A-GD80」だった。P67A-GD65の上位モデルというだけあって、電源回路が全部で12フェーズ構成になり、拡張スロットでPCI Express x16対応が3基となった。そのほかの仕様はほぼ共通する。
第2世代Core iシリーズ搭載の液晶一体型PCとノートPCも多数公開
プレスカンファレンスの会場に展示されていた液晶一体型PCは「AE2410」と「AE2210」だ。それぞれ、搭載するCPUが異なっており、AE2410はCPUにクアッドコアのCore i7-2630QM(2GHz)を搭載し、GPUにはIntel HD Graphics 3000をCPUに統合するほか、ノートPC向けのGeForce GTX 500番台となるGeForce GTX 540Mをオプションで搭載するとMSIの資料では紹介されている。
64ビット版Windows 7 Home Premiumを導入した環境でWindows エクスペリエンスインデックスを確認すると、Processorは7.3、Graphicsは5.9、Gaming Graphicsも5.9だった。
AE2210は、Core i5-2500sを搭載して、グラフィックスコアはIntel HD Graphics 2000を利用するほか、オプションでGeForce GTX 540Mを実装する。デバイスマネージャーで確認すると、動作クロックは2.7GHzであることが確認できた。AE2410と同じ64ビット版のWindows 7 Home Premiumを導入した環境でWindows エクスペリエンスインデックスを確認したところ、Processorは7.3、Grapicsは5.9、Gaming Graphicsも5.9だった。
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