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“先進的なGarage”に都内オフィスを統合する日本HP元麻布春男のWatchTower(3/3 ページ)

2011年は日本マイクロソフトに続き、日本HPも大規模な引っ越しを行う。6000人以上が勤務するという日本HPの新本社「HP Garage Tokyo」にIT企業社屋のトレンドを見た。

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新社屋でさらに風通しのよい企業へ

 2011年は、品川に新社屋を移転したマイクロソフトに続き、日本HPも新社屋への移転を実施する。両社の新社屋には、フリーアドレスの導入、全館禁煙、大規模な社員食堂の設置といった共通点がある。最後の社員食堂はともかく、フリーアドレスと全館禁煙は、IT企業の社屋ではごく当たり前のことになりつつある。

 日本HPが新社屋で目指すのは、

・最先端のテクノロジーとサービスを提供する「ソリューションショーケース」

・創造性を発揮し、働き方の多様性をサポートする「先進的ワークプレイス」

 と、公式にはややお堅い印象だ。

 だが同時に新社屋には、社員からの公募により「HP Garage Tokyo」との通称が付けられている。これはHewlett-Packardの創業地がパロアルトのガレージであることにちなんだものだろう。また、カフェテリアに用意された掘りごたつ風スペースの名称(春夏秋冬)も、社員の命名によるものだという。

 社屋の中央に設けられた巨大な吹き抜けは、風通しのよい社内や、闊達(かったつ)な社員間のコミュニケーションを実現したい、という期待の象徴でもあるが、HP Garage Tokyoや春夏秋冬といったネーミングに、その兆しが現れているように感じた。

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