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決め手はオリジナルクーラー──MSIの「Twin Frozr」と「Cyclone」を全力運転!!イマドキのイタモノ(3/3 ページ)

イマドキのグラフィックスカードでベンダーが技術力を競うのが独自開発のクーラーユニットだ。MSI製品に搭載されたクーラーの実力をガシガシとチェックする!

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静かで冷える完成度の高いGPUクーラーユニット

 最近、デュアルファンを採用するグラフィックスカードが増えてきた。元祖というわけではないが、ブームに火をつけたという点でMSIの影響は大きい。Twin Frozr以上に静かなデュアルファン搭載グラフィックスカードも登場しているが、静かであってもGPUが高温になったり、ダイナミックに回転数が可変であると、高負荷時にうるさかったりと一長一短というモデルも少なくない。そういう意味で、MSIのクーラーユニットはとてもいいバランスを備えている。

 Cycloneはコストパフォーマンスを重視しているクーラーユニットという役割りのためか、見た目は別として、性能バランスではTwin Frozrシリーズほどのインパクトに欠ける。それでも、R6850 Cyclone 1GD5 PE OCはコストだけでなく、パフォーマンスと静音のバランスがうまく取れている。一度触ってみるとその印象は大きく変わるだろう。

 このように、グラフィックス性能を引き出す冷却性能と静音性能の両立を実現するMSIのクーラーユニットだが、PCの自作にあたっては、ファンの直上に十分なスペースが確保できるように注意したい。マルチGPU環境を構築する場合には、1スロット分のスペースを空けておきたい。こうした点を踏まえながら、パフォーマンスも十分な静音PCの構築を目指すユーザーにとって、MSIのオリジナルクーラーユニットを搭載したグラフィックスカードは有効な選択肢となるだろう。

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