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AM3+対応マザーボードを大量に動員できたのは「ASRock」:CeBIT 2011
6月のCOMPUTEX TAIPEI 2011に向けて開発中の次期主力製品が公開されるCeBIT 2011。Intelの“Z68”マザーに続いて“Bulldozar”対応マザーも姿を見せた。
“黒いソケット”を搭載したAMD対応マザーボードがASRockブースに集結
AMDのCPUでメインストリームからハイエンドクラスまでをカバーするシリーズとして製品開発が進んでいる“Bulldozer”プラットフォームは、CeBIT 2011で何かしらの情報がAMDから明らかにされる、という事前情報もあったが、開幕2日目の3月2日(現地時間)時点でも、そのような動きは見られない。
その代わり、“ある”PCパーツベンダーが、Bulldozerに対応する「AM3+」搭載マザーボードを大量に公開している。そのPCパーツベンダーとは、「ペナルティなんか関係ない」と、いつもアグレッシブな「ASRock」だ。詳細は後日スタッフに確認するとして、ここでは、ASRockに展示されていたAM3+対応マザーボードを一斉に並べてみよう。AM3+対応マザーボードには、従来のAM3対応CPUも実装できる。そういうわけで、ASRockでは、AMD対応マザーボードの多くをAM3+対応に移行するようだ。
「890GM Pro3 R2.0」は、AMD 890Gを搭載するmicro ATXマザーボードだ(写真=左)。「880GM Pro3 R2.0」もmicro ATXマザーボードで、AMD 880GとSB850の組み合わせを採用する(写真=右)
こちらも、micro ATXマザーで、AMD 880Gを採用する「880GMH/U3S3」は、USB 3.0とSerial ATA 6Gbpspも利用できる(写真=左)。AMD 870とSB850を組み合わせた「870iCafe R2.0」も黒いソケットを載せていた(写真=右)
AMD 890FXとSB850を組み合わせたハイエンドモデル「890FX Deluxe5」も、当然ながらAM3+対応に移行する(写真=左)。AMD 890GXとSB850を採用する「890GX Extreme4 R2.0」でもAM3+マザーが投入される(写真=右)
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