「Stora」と「Push2TV HD」でホームネットワークを徹底活用!!:みんなつながってるんだよ(3/3 ページ)
複数台のPCを所持している人はもちろん、テレビやゲーム機、スマートフォンと、ネット接続機能を持つさまざまなデジタル機器の普及で、これらをホームネットワークで管理している人も多いはず。ここでは家庭用NASとWiDiを使った活用術を見ていこう。
Push2TV HDを使ってリビングの大画面テレビをPCと連携
動画などのメディア再生では、スマートフォンのように「どこでも楽しみたい」というニーズがある一方で、「大画面で楽しみたい」というニーズも少なくない。DLNAに対応したネットワークメディアプレーヤー機能を持つ機器を用いることで、Storaに格納したコンテンツを大画面TVで閲覧することもできるが、もう1つ別のアプローチとして登場したのがインテルの新技術、「WiDi(ワイダイ)」だ。
WiDiはインテルの提唱するワイヤレス・ディスプレイテクノロジーで、Corei3/i5/i7プロセッサ、第2世代Centrino、インテルHDグラフィックスを搭載し、インテルMy WiFiテクノロジーとインテルワイヤレス・ディスプレイが動作する対応ノートPCで利用できる。出力側にWiDiアダプタを接続することで、ワイヤレスで手軽に利用できるのが特徴だ。ネットギアのWiDiアダプタ「Push2TV HD」は、HDMI端子とコンポジット端子を持っており、古いテレビからPC用ディスプレイまで幅広く利用できる。
WiDiの使い方は簡単だ。PCにインストールされたWireless Displayソフトから対応機器を検索して、接続すればいい。接続時の認証にはパスワードを入力する方法と、プッシュボタンによる認証なども選択できるが、Push2TV HDの場合はPINを入力する。Push2TV HDがWiDi対応ノートPCで検知されると、画面上に4ケタの数字が表示される。これを入力すれば完了だ。一度認証してしまえば後は有線接続のディスプレイと同様に使うことができる。
DVDやBlu-rayなどの著作権保護コンテンツも再生可能に
今や家庭内に無線LANのアクセスポイントを設置するのは一般的となっており、無線LANに対応していないルータやノートPCは少数派となっているくらいだ。そのような環境では外出先で使用したノートPCを自宅のネットワークに接続する、という意識すらほとんどないかもしれない。自室でスイッチを入れれば自動的に自宅ネットワークに接続されるという感覚だ。
それが今度は大型ディスプレイにまで広がったと考えれば分かりやすい。ホームネットワークにつなげるのに特別な配線が不要なように、自宅の大型テレビにPCの画面を写すのに特別な配線は不要、という時代がすでにきているのだ。
テレビの大画面化・低価格化、そして地デジ移行による買い換えなどにより、30型以上のテレビを持っている家庭はかなり多くなっている。そしてそれらのほとんどが外部入力端子としてHDMIを搭載している。リビングのテレビは、自宅の中で最もリッチに映像コンテンツを楽しむことができるデバイスなのだから、PC用コンテンツといえどテレビに映し出さない手はない。WiDiはその妨げの大きな要因となる「配線の面倒さ」から解放してくれる。
WiDiはオフィスの会議室でも有効に活用できる。来客用に社内ネットワークとは切り離したインターネット接続可能な無線LANアクセスポイントを用意している企業はままあるが、ことディスプレイやプロジェクタとなると堅く長いケーブルを引き回し、発表者が変わるたびにケーブルをつなぎ替えているのが現状だ。それがWiDiで代替できれば非常にすっきりとした、スマートな会議室となるだろう。
さらに、今後のWiDi普及に弾みをつけると期待されているのが、6月29日にリリースされたばかりの最新バージョン「WiDi 2.1」だ。これまでWiDiの評価では、Youtubeやニコニコ動画などのインターネットコンテンツを大画面テレビで視聴する、自分で撮りためた動画や写真をみんなで見るといった活用方法がフォーカスされてきたが、その一方でDVDやBlu-rayタイトルなどの著作権保護コンテンツを再生できないという点が弱点になっていた。しかしその制限もWiDi 2.1で解消されることになる。
WiDi 2.1は現在、ノートPCメーカーやアダプタメーカーで検証が進められており、もちろんPush2TV HDでもサポートされる予定だ。WiDiは、CoreiシリーズにCentrinoを組み合わせた最新ノートPCであれば、追加チップなしでサポートできるという強みを持つ。近い将来、気がつけばノートPCの大半がWiDiに対応していた、という可能性は十分にある。
先に紹介したStoraとあわせて、自宅のさまざまな機器をホームネットワークに接続し、相互に連携させて、もっと便利に活用してみてはいかがだろうか。
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