サンディスク、既存比約2倍の高速転送大容量SDXCカード
サンディスクが高速読み書き可能なSDXCメモリーカード「サンディスク・エクストリーム・プロ・SDXC・UHS-I」を発売する。既存比約2倍となるリードは95MB/秒、ライトは90MB/秒を実現したほか64Gバイト版も用意した。
サンディスクは10月26日、高速読み書き可能なSDXCメモリーカード「サンディスク・エクストリーム・プロ・SDXC・UHS-I」を11月下旬より販売開始すると発表した。8G/16G/32G/64Gバイトの容量が用意され、価格はいずれもオープン。実売想定価格は9000円前後/1万6000円前後/3万円前後/5万円前後。
「エクストリーム・プロ」のSDメモリーカードシリーズでは初のSDXC製品で、データ転送規格のUHS-IおよびUHSスピードクラス1およびSDスピードクラス10に準拠しており、リードは95Mバイト/秒、ライトは90Mバイト/秒という高速転送を実現している。既存製品「サンディスク・エクストリーム・プロ・SHDC・UHS-Iカード」ではリード/ライトで最大45Mバイト/秒なので約2倍の高速化が図られたことになる。なお64Gバイト版の製品はシリーズ初。
パッケージにはデータ復旧ソフト「レスキュープロ デラックス」のダウンロードコードが同梱されており、ダウンロード/有効化したのち1年間は無料で利用できる。本ソフトは各種RAWファイルや動画ファイルの復旧にも対応するほか、128Gバイトまでの容量をサポートしており、スキャンと同時にPCへもデータを自動保存する。
USB3.0に対応したカードリーダー「サンディスク・イメージメイト・オールインワン・USB3.0リーダー/ライター」も11月中旬より販売される。SDメモリーカードのほか、コンパクトフラッシュとメモリースティックのスロットを備えており、UHS-IやUDMA7といった高速転送規格にも準拠する。
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