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“新世代”が充実してきた2月のアキバ5分で分かった気になるアキバ事情(3/4 ページ)

Radeon HD 7000シリーズのミドルレンジやC2ステッピングのSandy Bridge-Eが登場し、最新世代のラインアップが充実した2月。クレバリー各店舗の再編など、街の動きもあった。

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「インテル520」に「プレクM3Pro」、「コルセアP Pro」……ライトの速いSSDがヒット!

ツートップ秋葉原本店に張られた520発売を告知するPOP

 ストレージ関連では、「2Tバイトで1万円切りが普通になるくらいには安定してきました」(ソフマップ秋葉原本館)と、HDDの供給と価格の回復も進んでいるが、新製品のヒット作は1カ月を通してSSDに集中していた。

 2月前半に登場したのは、SandForce製コントローラを採用したインテルの新しいハイスペックSSDシリーズ「SSD 520」だ。CPUと同じくリテールとバルク品が同時に出回っており、リテール品の価格は、480Gバイトモデルが8万円〜9万円弱、240Gバイトモデルが4万円台前半、180Gバイトモデルが3万円前後、120Gバイトモデルが2万円弱、60Gバイトモデルが1万2000円前後だった。SSD 520の最大速度は、リードが全モデル共通で550Mバイト/秒、ライトは180〜240Gバイトモデルが520Mバイト/秒で、120Gバイトモデルが500Mバイト/秒、60Gバイトモデルが475Mバイト/秒だ。

 続いて、2月末にはプレクスターのSSD最上位シリーズ「M3 Pro」と、コルセアの「Performanceシリーズ PRO」もデビューした。どちらもMarvell製コントローラーを採用している。M3 Proは128Gバイトモデルが2万円弱で先行登場。速度はリード最大535Mバイト/秒、ライト最大350Mバイト/秒となる。一方のPerformanceシリーズ PROは、3万1000円前後の256Gバイトモデルと、1万7000円前後の128Gバイトモデルがあり、速度は256Gバイトモデルがリード最大515Mバイト/秒、ライト最大440Mバイト/秒、128Gバイトモデルがリード最大500Mバイト/秒、ライト最大340Mバイト/秒。

 これらの高速SSDは複数のショップで安定した人気を集めている。特に売れ筋は128Gバイトモデルで、ライト速度の速さが注目される傾向にあるようだ。

 パソコンショップ・アークは「HDDからSSDに乗り換えると、最初はリードの速さで快適さを実感できるんですが、長く使っているとライト速度の重要性が身にしみてきます。なのでSSDからSSDに乗り換える人はライト速度を重視する傾向があるんですよ。最近はリード側の差が小さくなっていることもあり、その傾向がより目立っていると思います」と話していた。

インテル「SSD 520シリーズ 60Gバイトモデル」(写真=左)。プレクスター「M3 Pro PX-128M3P」(写真=中央)。コルセア「Performance シリーズ PRO」。256Gバイトと128Gバイトモデル(写真=右)

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