「レア化の要素、そろいすぎ」――GTX 680最速モデルがASUSTeKから登場!:古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)
GeForce GTX 680カードにOC版が各社から登場する中、ASUSTeKから最強クロックの「GTX680-DC2T-2GD5」がデビュー。が、店員さんの「そりゃレア化しますわ」の声とともに、まもなく激レアに。
「強OC版なのに6万4000円ってすごくない?」――ブースト時最大1201MHzのGTX 680カード
3月下旬の発売以来、GeForce GTX 680カードは各店舗のグラフィックスカードコーナーで主役を張り続けている。その中で先週一際話題を集めていたのが、ASUSTeKのオーバークロック(OC)版GTX 680カード2モデルだ。価格は上位の「GTX680-DC2T-2GD5」は6万4000円前後、下位の「GTX680-DC2O-2GD5」は6万2000円前後となっている。このうちとくに上位モデルに人気が集中し、週末を待たずに売り切るショップが続出した。すでに入手困難な状態だ。
2モデルともに、ASUSTeKオリジナルの「Direct CU II」クーラーを採用しており、背面ブラケット3段を埋める厚みがある。OCはコアクロックのみで、GTX 680定格の標準1006MHz/ブースト時1058MHzから、上位のGTX680-DC2T-2GD5は1137MHz/1201MHzに、下位のGTX680-DC2O-2GD5は1019MHz/1084MHzに引き上げている。補助電源も標準の6ピン+6ピンから、6ピン+8ピンに拡張している。なお、GTX680-DC2T-2GD5のコアクロックはこれまで登場したGTX 680カードのなかでも最高値となる。
パソコンショップ・アークは「GTX 680は冷却状況や負荷などによって自動でコアクロックを引き上げる機能があるので、各社ともにオリジナルクーラーモデルは気合いが入っています。その中でもASUSTeK製を待っている人は多い。やはりOC向けの機能が充実しているということもあり、じっくりチューニングを楽しみたい人に買われている印象がありますね」と語る。
ただし、ニーズの中心にあるGTX680-DC2T-2GD5の再入荷は予想がつかないという声が大半だ。某ショップは「大好評なGPUを載せた、OCに強いメーカーの最強OCモデルで、価格も6万4000円と通常モデルと5000円も差がないんです。売れないわけがないんですが、メーカー側がチップを選別して作るOCモデルだけに生産数はどうしても限られてしまいます。つまり、最初からレア化が約束されたようなものなんですよね」と諦めのコメントを残した。
なお、ASUSTeKからはGTX 690モデル「GTX690-4GD5」も登場している。価格は12万5000円前後で、こちらは入荷数控えめながら複数のショップで在庫が確認できた。
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