エプソン、ビジネス向けインクジェットプリンタ9機種を投入:スマホ、クラウドとの連携を強化(2/2 ページ)
エプソンは、インクジェットプリンタ/複合機9機種を発表した。高い耐久性、低ランニングコストといった特徴を引き継ぎつつ、スマートフォンやクラウドとの連携機能を強化した。
モノクロインクジェットプリンタも3機種投入
PX-K751Fは、A4対応モノクロインクジェット複合機だ。プリントエンジンの解像度は1200×600dpiに対応する。ファーストプリントが9秒、印字速度は最高で26枚/分(初期設定は16枚/分)となる。自動両面印刷に対応し、ランニングコストは1.8円。給紙容量は、PX-675Fがフロントカセットに最大250枚(オプションで容量250枚のトレイを増設可能)、リアオートシートフィーダに最大80枚だ。
CISセンサーを採用したスキャナは、1200×2400dpiに対応し、最大30枚のADFを備える。インタフェースはUSB 2.0、100BASE-TXの有線LANなど。収納時の本体サイズは460(幅)×420(奥行き)×341(高さ)ミリで、重量は約14.1キロ。
PX-K701は、A4対応のモノクロインクジェットプリンタ。ファーストプリント時間、印字速度やランニングコスト、給紙容量といったスペックはPX-K751Fと共通する。収納時の本体サイズは460(幅)×420(奥行き)×284(高さ)ミリで、重量は約11.2キロ。PX-K751FとPX-K701の耐久性は約10万ページだ。
PX-K150も、PX-K701と同じくA4対応のモノクロインクジェットプリンタだが、自動両面印刷に対応しないエントリーモデルとなる。ランニングコストは約2.5円で、耐久性は5万ページ。ファーストプリントが9秒、印字速度は最高で34枚/分(初期設定は15枚/分)だ。
給紙容量は最大で120枚(A4普通紙の場合)で、USB 2.0、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、100BASE-TX対応の有線LANを利用可能だ。収納時の本体サイズは、392(幅)×264(奥行き)×148(高さ)ミリで、重量は約3.3キロ。
※記事初出時、PX-K150の重量を約5.9キロとしていましたが、正しくは約3.3キロとなります。お詫びして訂正いたします(8/22 15:30)
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